Raf Simons によるテキスタイルを全面に配した毛皮アームチェアが誕生
『Instagram』で話題の若手デザイナーがオフィス用にと〈Massproductions〉へ製作を依頼








家具のコンサルタント業で共に経験を積んだChris Martin(クリス・マーティン)とMagnus Elebäck(マグナス・エレヴァック)が2010年に設立したスウェーデン・ストックホルムのファニチャーブランド〈Massproductions(マスプロダクションズ)〉。北欧らしいシンプルでスタイリッシュなプロダクトを生み出す本ブランドのアームチェアに、光沢のある毛足の長いモヘア素材を使用したユニークなCrown ArmChair “The Furry Edition”が登場した。
このチェアを製作する経緯となったのは、波状のフレームを組み合わせたミラーで話題を集めた若手デザイナー Gustaf Westman(グスタフ・ウェストマン)からの「新しいオフィスに置く椅子を作ってほしい」という依頼。さらにGustafは、そのチェア製作にあたって、デンマークを代表するテキスタイルメーカー「Kvadrat(クヴァドラ)」とRaf Simons(ラフ・シモンズ)によるテキスタイルコレクション “Kvadrat/Raf Simons(クヴァドラ/ラフ シモンズ)”から、Argo(アルゴ)を使用してほしいと〈Massproductions〉に提案したそう。〈Massproductions〉はそのアイデアに感銘を受け、このゴージャスな雰囲気漂う“The Furry Edition”を作り上げた。生地に使用されたArgoは、Raf Simonsが「Kvadrat」のためにデザインしたテキスタイルで、アンゴラヤギの毛を織り込んだモヘアを100%使用した最高品質のもの。豊かなカールが特徴的な非常に柔らかい素材となっている。
本ブランドのCEOであるMagnus Elebäckは、Gustafの依頼を受けた際のことを振り返って「私たちはそれを好きにならざるを得ませんでした」と語り、オーガニックで生き生きとした生地を使うことで、Crown ArmChairにこれまで以上の多様性を与えたといった旨のコメントを付け加えた。
Crown ArmChair “The Furry Edition”は、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルーの4色展開。価格は1脚あたり2,558ユーロとなっており、現在〈Massproductions〉の公式オンラインストアにて販売中。置くだけで部屋が明るい雰囲気に包まれそうな、ポップな仕上がりが印象的だ。