使用済みペットボトルを再利用した LEGO® ブロックの試作品が公開

「LEGO®（レゴ）」グループが、使用済みペットボトルを再利用したLEGO®ブロックの試作品を公開した。2015年から植物由来のプラスチックを用いたLEGO®ブロックの研究開発を進めていたが、今回廃棄のペットボトルを再利用したリサイクルプラスチック製ブロックの試作品を発表した。

「LEGO®︎」グループにおいて初となるリサイクル素材を使用したブロックの開発。昨年発表した3年間で4億ドル（約444億円）のサステナビリティへの投資の一環で、“2030年までに全てのパーツを持続可能な資源由来のプラスチックにする”という目標を達成するための最新の取り組みだ。この試作品は、デンマーク・ビルンにある本社のサステナブル・マテリアル・チームが開発。持続可能なソリューションを見つけるため、250種類以上のPET素材のバリエーションと数百種類のプラスチックの配合をテストしたという。

「LEGO®︎」グループの環境責任担当バイスプレジデントであるTim Brooks（ティムブルックス）は「私たちのサステナビリティへの道のりにおける最大の課題は、既存のブロックと同じように耐久性があり、丈夫で、高品質で、過去60年間に渡って製造されてきたLEGO®︎の要素に適合することです。このプロトタイプを通して、私たちの進歩を紹介することができます」と述べている。