JAY-Z の総資産が40%増の14億ドルに
ファッション業界最大手企業「LVMH」、『Twitter』のCEO ジャック・ドーシー率いる決済サービス会社「Square」との契約締結が主な要因
米経済誌『Forbes(フォーブス)』が、アーティストとしての活動のみならず多岐にわたる事業展開も行うラッパー JAY-Z(ジェイ・Z)の総資産が40%増加したことを明かした。ファッション業界最大手企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」、『Twitter』の共同創設者兼最高経営責任者(CEO)Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)率いる決済サービス会社「Square(スクエア)」との契約締結が主な要因だという。
最近、JAY-Zは自身所有の高級シャンパンブランド「Armand de Brignac(アルマン・ド・ブリニャック)」の株式の50%を「LVMH」へ売却し、「Square」に自身主宰のストリーミングサービス「TIDAL(タイダル)」の経営権を含む過半数株式を2億9700万ドル(約324億円)で売却した。その結果、JAY-Zの資産は10億ドル(約1,090億円)から14億ドル(約1,527億円)に増加。そのうち、「Armand de Brignac」の株式売却は最低でも3億2000万ドル(約348億円)に値することが見込まれ、「Roc Nation(ロック・ネイション)」関連の事業は1億4000万ドル(約152億円)、コニャックブランド「D’Usse(デュセイ)」は1億2000万ドル(約131億円)に及ぶという。加えて、JAY-Zが保有する音楽出版権は9500万ドル(約103億円)、アートコレクションは7000万ドル(約76億円)、不動産は5000万ドル(約54億円)に値するとのこと。その他にも、「Uber(ウーバー)」、「SpaceX(スペースX)」、レストランチェーン『Sweetgreen(スウィートグリーン)』、生命保険会社「Ethos(エートス)」などの事業に4億2500万ドル(約463億円)を投資している。