LVMH が JAY-Z 所有の高級シャンパンブランド Armand de Brignac の株式50%を取得

Moët HennessyはJAY-Zとのパートナーシップ契約を締結しさらなる高みへ

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Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉や〈DIOR(ディオール)〉など数多くのラグジュアリーブランドを擁するファッション業界最大手企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」が、同社の高級ワインとスピリッツ部門である「Moët Hennessy(モエ・ヘネシー)」を通じてフランスの高級シャンパンブランド「Armand de Brignac(アルマン・ド・ブリニャック)」の株式の50%を取得し、ラッパー JAY-Z(ジェイ・Z)とパートナーシップ契約を締結することを発表した。

「Armand de Brignac」は、フランスで250年以上の歴史を持つシャンパン製造業者「Champagne Cattier(シャンパーニュ・キャティア)」が製造し、メタリックボトルで販売されているシャンパンブランド。同社は2000年に新たなプロジェクトをスタートし、2006年に「Armand de Brignac」の最初のボトルが発売され、同年に公開されたJAY-Zの“Show Me What You Got”のミュージックビデオに同ボトルが登場したことでも話題となった。そして、2014年11月にJAY-Zが「Armand de Brignac」を買収すると、その後同ブランドは北米、アジア、ヨーロッパで特に大きな成功を収め、2019年には50万本以上の販売を記録した。

今回の発表についてJAY-Zは、「Moët Hennessyの世界的な流通の枠組み、比類のないポートフォリオの強さ、そして高級ブランドの開発における長年の卓越した実績が、Armand de Brignacにさらなる成長と繁栄に必要な商業力を与えてくれると確信している」とコメント。また、「Moët Hennessy」のCEOであるPhilippe Schaus(フィリップ・シャウス)も以下のような声明を公開している。「私たちは何年もの間、Armand de Brignacの素晴らしい成功を見守り、シャンパン業界のいくつかの常識に挑戦する彼らの能力を賞賛してきました。“スペードのエース”と呼ばれることもあるArmand de Brignacは、シャンパーニュ地方に根付く土地の伝統を守りながら、垣根を打ち破り、現代的なラグジュアリーを商品に反映させています。私たちの経験や国際的なネットワーク、JAY-Zのビジョン、Armand de Brignacのブランド力、そしてプレステージ・キュヴェの品質を組み合わせることで、このビジネスを世界中で新たな高みへと押し上げることができると信じています」。

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