英テック企業 Expanscape が驚異の7画面搭載のノートPC Aurora 7 のプロトタイプを公開
駆動は約1時間、総重量は10kg以上だが、夢のあるプロダクト
近年の労働環境の多様化に伴い、どこでも作業ができるノートPCはより高性能/軽量化が推奨されてきた。そんな時流と逆行するかのように、イギリスのテック企業「Expanscape」がAurora 7と称する驚異の7画面を備えたノートPCのプロトタイプを公開した。
公開された情報を確認すると、Aurora 7の中央、その左右と上部にある4枚の液晶ディスプレイは全て17.3inchの4K UHDディスプレイだという。さらに左右のモニターの上部、キーボードの右下にはそれぞれ7inchのWUXGAディスプレイを備えており、合計で7枚のディスプレイが搭載されていることに。バッテリーは本体のために容量82Whのものを使用し、7枚のディスプレイはそれとは別に148Whのものが必要。しかし駆動できるのは約1時間ほどなので、電源に直接繋いだままの使用が推奨されるとのこと。これではほとんどデスクトップPCと変わらないのではないかと思うが、一応全てのディスプレイを折りたたんで持ち運ぶことが可能だ。だが10kg以上という総重量を考えると、やはり持ち運びには適さないような……。
ただし、このスペックはあくまでプロトタイプであり、現在もさまざまな改良が鋭意進行中。実際の製品化までに開発者が達成しなければならない条件のリストが公式サイトで公開されており、これを見ると現段階でいくつかの項目は達成しているが、やはりバッテリーや重量の問題などは改良の余地があるようだ。
開発状況は随時更新されるそうなので、気になる方はこちらをこまめにチェックしておこう。