sacai から伝説のコンピレーションシリーズ『Ultimate Breaks & Beats』をフィーチャーしたカプセルコレクションが登場
ヒップホップの数多くの名曲のサンプリング元となった定番コンピのグラフィックを用いたMA-1などがラインアップ
阿部千登勢の手掛ける〈sacai(サカイ)〉から、伝説のレコードレーベル「Street Beat Records」とのコラボレーションにより、同レーベルが展開するコンピレーションシリーズ『Ultimate Breaks & Beats』をフィーチャーしたカプセルコレクションが12月8日(水)よりリリースされる。
本コラボレーションは、中国・北京に位置するショッピングモール『SKP-S』内にある『T-10 Gallery』にて開催されるエキシビション “Style in Revolt”のプロジェクトの一環として実現した。同エキシビジョンは〈Nike〉のFraser Cooke(フレイザー・クック)を中心に、元〈STÜSSY(ステューシー)〉のPaul Mittleman(ポール・ミッテルマン)、UNKLE(アンクル)のJames Lavelle(ジェームス・ラベル)、〈No Vacancy Inn(ノー バカンシー イン)〉のAcyde(アサイド)、ロンドンを拠点にクリエイティブディレクター/キュレーターとして活躍するSami Janjer(サミ・ジャンジャー)といったストリートカルチャーのキーパーソンたちがキュレーションを担当し、「Kennedy London(ケネディ ロンドン)」によって実施される。エキシビションのコンセプトは、過去40年間にわたって世界中に定着したストリートカルチャーと、そのスタイルのルーツと進化を展示するという画期的なもの。パンクの次に派生したユースカルチャーとしてのヒップホップやスケートボードの歴史、ニューヨーク/ロンドン/ロサンゼルス/東京という都市が“サンプリング”という文脈で生み出したアートや音楽など、その後世界中に広がっていくアンダーグラウンドムーブメントを記録した必見の内容となっている。
そんな“Style in Revolt”の開催に際し、過去40年間のすべてのサンプリング・ミュージックのソースとなり、ヒップホップのサウンドの形成に計り知れない影響を与えてきた『Ultimate Breaks & Beats』に敬意を表したカプセルコレクションが展開される。『Ultimate Breaks & Beats』は、故 Leonard “BreakBeat” Lenny Roberts(レナード・レニー・ロバーツ)とLouis Flores(ルイス・フ ローレス)が設立したレーベル「Street Beat Records」から1986年から1991年にかけてリリースされた24枚のコンピレーションアルバム。DJ Premier(GangStarr)、Large Professor、The Bomb Squad(Public Enemy)、Pete Rock、Dr. Dre、Swizz Beatz、QuestLove、Marley Marl、DJ Quik、Kanye West、J Dilla、Salaam Remi、No I.D.、DJ BattleCat、Kenny “Dope” Gonzalez、Just Blazeなどの今ではレジェンドとなったDJやプロデューサーたちは、当時このコンピレーションに収録されている楽曲をサンプリングし、多くの名曲が誕生した。また、同コンピのパッケージに描かれたオクトパスのロゴは、1980年代後半から1990年代中盤までのヒップホップサウンドの象徴でもある。
今回のカプセルコレクションでは、オクトパスのグラフィックを刺繍で再現したMA-1ジャケットや、『Ultimate Breaks & Beats』のロゴをプリントしたフーディ、Tシャツがラインアップ。なお、MA1とフーディには、未発表の音源『Ultimate Breaks & Beats Vo.26』が入ったオリジナルUSBが特典として付属する。
〈sacai〉x『Ultimate Breaks & Beats』のコラボカプセルコレクションは、先述の通り12月8日(水)より『DOVER STREET MARKET GINZA』の店頭および公式オンラインストアにて販売予定。価格はMA-1が99,000円、フーディが28,600円、Tシャツが16,500円(全て税込)となる。