日産 BlueBird がバッテリー EV に生まれ変わる
英サンダーランド工場の35周年を祝して誕生したワンオフモデル
「日産」が、1986年に生産を開始したイギリス・サンダーランド工場の35周年を祝し、最初の製造車であるBluebirdを電動化したモデル “Newbird”を公開した。
去る7月、このサンダーランド工場の隣に再生可能エネルギーで稼働する英国初の巨大バッテリー工場の建設を明らかにした「日産」。11月には、長期プロジェクト “Nissan Ambition 2030”の発表会において、2030年までに電気自動車15車種を含む23車種の新型EVを投入することを明らかにするなど、2050年カーボンニュートラル目標に向け前進を見せている。そんな本メーカーが12月16日(現地時間)、1980年代のテクノロジーと21世紀の美学を融合したワンオフプロジェクトカーをお披露目した。
イギリス北東部のダラムに位置する専門業車「Kinghorn Electric Vehicles」の手により、世界初の量産型電気自動車である「日産」LEAFのモーター、インバーター、40kWhのバッテリーを搭載した100%BEV(バッテリー式電気自動車)へと改造されたこのモデル。1回の充電で約130マイル(約209km)が航続可能となっており、0〜62mph(0〜100km/h)加速は15秒弱と推定されている。何より目を惹くボディのペイントは、欧州における「日産」のデザイン拠点である「日産デザインヨーロッパ」が担当。また、テールゲートにはモデル名である“NEWBIRD”のバッチが備えられ、フロントグリルのエンブレムにはLEDのバックライトが追加されている。