Maserati がデビッド・ベッカムの手掛けた M20 のカスタムモデルを公開

イタリアが誇る高級スポーツカーブランド「Maserati（マセラティ）」は12月15日（現地時間）、同ブランドのアンバサダーを務めるDavid Beckham（デビッド・ベッカム）がデザインを手掛けた世界に1台の特別仕様車 MC20 “Fuoriserie Edition for David Beckham”を発表した。

今回のプロジェクトは、「Maserati」が今年発表した藤原ヒロシとのコラボレーションと同様に、カスタマイズド・プログラム “Maserati Fuoriserie（マセラティ フオリセリエ）”を活用して実現したもの。Beckhamは同ブランドの新型スポーツカー MC20をベースに、彼がオーナーを務めるアメリカのフットボールクラブのホームグラウンドであるマイアミへの熱い思いをカスタマイズを通じて表現した。同クラブのチームカラーやユニフォームから着想を得て、ボディにはグロッシーブラックを採用し、グリルとCピラーにはオパーク仕上げのトライデントロゴが配され、さらにリアに刻まれた「Maserati」のレタリングも同じくオパーク仕上げという仕様に。また、ドアにあるMC20バッジとブレンボ製ブレーキキャリパーには、鮮やかなパステルピンクが使用されている。レザーとアルカンターラで構成された内装はブラックで統一し、ピンクのコントラストステッチがアクセントに。バックレストにはトーンオントーンのレーザー彫刻が、ヘッドレストには立体的なパステルピンクの刺繍が施されている。センタートンネルにはパーソナライズされたネームプレートが付属しており、プレート下部のアルミニウム部分には“For David”とイタリック体で書かれた名前が刻まれている。

Beckhamは今回のコラボレーションを終えて、以下のようなコメントを発表。「私はもともと車の熱狂的な愛好家でした。今回Fuoriserieのカスタマイズド・プログラムでMC20のデザインと製作に参加できたことは、素晴らしい経験でした。車はモデルや色、車内の小さなディテールなどに、オーナー個人のテイストが反映されるものだと思います。私の第2の故郷であるマイアミと、同地を拠点とする私のフットボールクラブにインスパイアされたこのワンオフカーを、Maseratiチームやデザイナーと協力して作ることができたのは胸が高鳴る体験でした。ハンドルを握るのがとてつもない喜びになります」