オリジナルのラグマットを制作できるタフティングスタジオ/ワークショップ KEKE がオープン
しっくりくるラグが見つからずに困っている方は必訪
未だに飲食店への入店時などはマスクの着用やアルコール消毒が必須ではあるものの、ようやくコロナ禍の終わりが見え始めた今日この頃。この約2年は明らかにマイナス面の方が多かったが、快適なステイホーム生活を送るため自宅にお金をつぎ込むことの大切さに気付かされた方も多いのではないだろうか。そんな方々に向け本稿でご紹介するのが、10月26日(火)にオープンするタフティングスタジオ/ワークショップ『KEKE(ケケ)』だ。
“タフティング”とは、ヘッシャンと呼ばれる専用の布に数本の糸を束ねた房を縫い込みラグマットを制作する技法のこと。ここ数年、この技法を用いてオリジナルのラグを制作する動きが世界的に見られ、この流れを受けて〈BlackEyePatch(ブラックアイパッチ)〉などのラグマットを製造するブランド〈MIYOSHI RUG(三好敷物)〉のサポートのもと『KEKE』はオープンに至った。
もともと日本では60年以上も前からタフティングによるラグマットの生産は行われていたが、キャンバスに絵を描くように手作業で柄を打ち込んでいく技術は全自動の機械では難しく、細かく繊細なデザインの表現などは職人がタフティングガンと呼ばれる機器で1点1点生産していた。しかし、職人の数は年々減少し、日本国内でタフティングガンを使用する工場が数件を残すのみとなってしまった現状から、『KEKE』はワークショップを通してラグを作る楽しさだけでなく、日本のハンドタフティング業界全体を盛り上げていくことを目的としているそうだ。
ワークショップでは自身のデザインを基に約60cm四方のラグを制作できるほか、公式オンラインストアでは『KEKE』のオリジナルラグの購入も可能。また、今後はタフティングガンやヘッシャンといった機材・資材の販売も予定しているという。ワークショップの予約は10月22日(金)20:00よりこちらのページで受付を開始。しっくりくる自宅用のラグが見つからずに困っていた方は、この機会にご自身の手で作ってみてはいかがだろうか。
KEKE
住所:東京都台東区池之端3-3-9 花園アレイ105