俳優 マイケル・B・ジョーダンが人種差別抗議デモでスピーチ
ハリウッド業界に有色人種の雇用/支援を訴える

2020年5月25日(現地時間)にアメリカ・ミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人男性 George Floyd(ジョージ・フロイド)氏が警察による暴行の末に死亡した事件に端を発し、今もなお全米各地で大規模な抗議活動が続いている。6月6日(現地時間)、映画『ブラックパンサー』(2018)や『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)への出演で知られる俳優 Michael B. Jordan(マイケル・B・ジョーダン)が、ロサンゼルスのダウンタウンで行われた「ICM Partners」「CAA」「UTA」および「WME」ら大手エージェンシーが主催する抗議デモに参加。彼は人種的不正と警察の残虐行為に反対することを主張した。
Michaelは2013年の映画『フルートベール駅で』で主演を務めた。この作品は、2009年にカリフォルニア州オークランドで起きた白人警察官による黒人男性射殺事件を題材にした映画。彼はスピーチの中でこの作品を引き合いに出し、ハリウッドには“予告する”ことと、言葉を行動に変える必要があると述べた。また、彼は過去の出演作 『ブラックパンサー』『華氏451』などで自身が演じた役柄に基づく経験について話し、このことが彼に人種関係、人種的、社会的正義について独自の考えをもたらしたことも強調。そして、「映画スタジオはもっと有色人種を雇うべきだ」と主張。彼はハリウッド業界に黒人スタッフへの支援を訴え、今後様々な課題に取り組むことで「わたしたちの暗闇を光に近づけましょう」と語った。
合わせて、Michaelが主演を務めた『黒い司法 0%からの奇跡』を含む、現在視聴可能なBlack Lives Matterムーブメントを理解するための映像作品10選もチェックしておこう。