Interviews: MYKITA の Moritz Krueger に聞く、AMBUSH® とのクリエイション
〈MYKITA〉の創設者の一人で CEO の Moritz Krueger(モーリッツ・クルーガー)にインタビュー
ドイツ・ベルリン発のアイウエアブランド〈MYKITA(マイキータ)〉と、東京発のブランド〈AMBUSH®(アンブッシュ)〉がタッグを組み、コラボレーションのサングラス「VERBAL」を発表。今回、そのコラボレーションに関して、〈MYKITA〉の創設者の一人で CEO の Moritz Krueger(モーリッツ・クルーガー)に話を聞いた。
–これまでにもさまざまなブランドとのコラボレーションを手がけてきた〈MYKITA〉が今回、なぜ東京ブランドの〈AMBUSH®〉を選んだのでしょうか?
毎回コラボレーションをするときは、今までなかった新しいプロダクトを一緒に開発できるかどうかが動機になります。コラボレーションは我々にとってデザイン性の強いイメージを露出できる素晴らしい機会ですし、〈MYKITA〉のデザインプロセスにや会社全体に新しい風を吹き込んでくれます。これまでコラボレーションのパートナーを選んだことはなく、それは紹介だったり、ブランド側のアプローチだったりとすべて自然な流れで発生してきました。2010年に VERBAL と YOON に初めて会った時に、すぐに彼らと一緒に何かを作りたいと思ったのです。
–コラボコレクションを製作する上で、こだわった部分を教えてください。
今回のサングラス「VERBAL」のコンセプトは、“現実を逆さまに見る”というシンプルでありながら革新的なアイデアをベースに作られました。ミラーレンズを逆につけることによって写り込みが逆さまになります。また、重力という考え方を取り入れた遊びも加えています。ジオメトリックなデザインのブローバーが、天地が逆になった世界のバランスをとっているかのように見えるのです。
–〈MYKITA〉と〈AMBUSH®〉、両ブランドにある共通理念はありますか?
そうですね。インディペンデントであるということと、常に可能性の範囲を広げることを恐れないというアティチュードでしょうか? ものづくりへの丁寧なこだわり、モダンな感覚、クオリティへの妥協をしないという考え方や、過去からのレファレンスを再解釈して今日の雰囲気にアップデートして提案するという美学へのアプローチも似ていると思いました。
–〈AMBUSH®〉の好きなところを教えてください。
ブランドのコンセプチュアルなアプローチです。2016-17年秋冬シーズンの“Halbstarke” と銘打ったコレクションでは、1950年代後半のドイツのシーンをとても巧みに表現されていました。また、VERBAL と YOON の二人が音楽からファッションまでさまざまなクリエイティブなフィールドでアクティブに活躍しているところも尊敬しています。
–今、一番注目している人やモノはありますか?
最近飼い始めた子犬の Karl です。ボーダーコリーとビーグルのミックスでとてもかわいいんです。『MYKITA STUDIO』のみんなにも紹介していますよ。あと、来年ローンチする『MYKITA STUDIO』のコレクションに今、注力しています。これは、〈MYKITA〉のコレクションの中でも最もデザイン性の高いコレクションで、この新ラインはチームにとっても新しい方向性や素材の使用、デザインや技術を模索できる良い機会となると思います。
–アイウエアブランドとしての考えを教えてほしいのですが、今、アイウエアというものが人々によってどのように認識されていると思いますか? アクセサリーのひとつという考え方ではなく、一つの独立したアイテムとして、消費者にどのようにアイウエアを考えてほしいでしょうか?
アイウエアは僕にとってアクセサリー以上のものです。それは服と同じで自己表現であり、その人にとって個性を表現するために必要不可欠なものであったりします。目を覆い隠すということはとてもパーソナルなことなので、個人の全体の雰囲気に大きく影響してくると思っています。ニュートラルなスタイルを好む人は、控えめなサングラスを選びますし、大胆奇抜なファッションの人が選ぶサングラスはその人の個性に負けないものを選んでいます。それぞれの個性とフレームも比例しているのがおもしろいです。
–今後、ブランドをどのようにしていきたいですか? また、何か決まっているプランがあれば教えてください。
今の過程を大切にすることです。




















