PARCO が2026年 AW シーズンのキャンペーンを公開
約100年前のフランス人哲学者による“日本人論”を現代の『PARCO』の広告で表現
『PARCO(パルコ)』が、このたび2026年AWシーズンの広告を公開した。コンセプトは、“NOSTALGIC FUTURE”。相反する2つの概念を掲げることで、現代に生きる人々が過去に魅力を見出し、それをインスピレーションやアイデンティティの源泉としている様子をビジュアルで表現したという。
本キャンペーンのクリエイティブディレクターには、フランスを代表するインディペンデント・ファッション誌『Purple(パープル)』で初代アートディレクターを15年間務めた、ヨーロッパを代表するクリエイターのクリストフ・ブルンケル(Christophe Brunnquell)を起用。そして、コンセプトである“NOSTALGIC FUTURE”の核となっているのが、彼の曽祖父で哲学者・作家のフェリシアン・シャレー(Félicien Challaye)が1927年に出版した『LE COEUR JAPONAIS(ル クール ジャポネ)』(訳:日本人の心)だ。本書は、日本を旅したフェリシアンが日本人の精神性や美徳に魅了されて綴った1冊であり、約100年の時を経た現在もなお息づく日本人の美徳や、西洋と東洋、記憶と未来を結ぶ思想が、今回のクリエイティブの礎となっている。
キャンペーンの舞台となったのは、パリ郊外の洋館だ。東洋人と西洋人モデルを起用し、舞い散る書物や歴史を感じさせる彫刻、アンティークの家具を背景に、過去から着想を得た要素と未来を見据えた演出を掛け合わせることで、どの時代にも属さない世界観を構築。まるで異なる時間軸が同じイメージの中で交差するようなビジュアルへと仕上げている。また、生成りやネイビーを基調としたオータムルックから、深みのあるレッドやマゼンタへと移ろうウィンタールックまで、時間の流れそのものを色彩でも表現している点も印象的だ。
今回のキャンペーンについてクリエイティブディレクターのクリストフは、「未来は常に、私たちより前に存在した記憶、伝承、そして物語から築かれるものだと信じています」とコメント。さらに、「ノスタルジアは単に過去を振り返ることではなく、未来を想像するための創造的な力」だと語り、自身のルーツと日本文化への敬意を重ねながら、本キャンペーンを制作したという。
約100年前に綴られた1冊の本を起点に、過去と未来、西洋と東洋を横断する世界観を描いた『PARCO』の2026年AWキャンペーン“NOSTALGIC FUTURE”。さらなる映像やビジュアルは、特設サイトおよび『PARCO』のオフィシャル『YouTube』チャンネルでチェックしてほしい。





















