Artek の名作ドムス チェアが80周年──10種の新たな張地バリエーションを発表
イルマリ・タピオヴァーラが1946年に手がけた普遍的チェアに新たなカラーと素材が加わる
フィンランドのインテリアブランド「Artek(アルテック)」が、同ブランドを代表するプロダクトのひとつ、ドムス チェアの誕生80周年を記念し、新たなバリエーションを発表した。
ドムス チェアは、フィンランドのデザイナー イルマリ・タピオヴァーラ(Ilmari Tapiovaara)によって1946年にデザインされた木製チェアである。戦後の学生住宅プロジェクト「ドムス アカデミカ」のために開発され、長時間の使用を前提とした快適性と機能性を両立。その後、公共施設から住宅空間まで幅広く浸透し、現在に至るまで世界中で支持され続けている。
特徴的なのは、コンパクトに設計されたアームレストと、身体に沿うよう三次元に成形された座面だ。短めの肘掛けは可動域を妨げず、テーブルに引き寄せやすい設計となっており、さらにスタッキングにも対応。ミニマルでありながら、日常の動作に寄り添う実用性が、この椅子の本質である。
今回のアップデートでは、ファブリック張りとレザー張りを組み合わせた全10種類の“Beauty Version”が登場。価格は16万3900円〜23万8700円(税込)。座面や背もたれには新たなテキスタイルやレザーが採用され、さらにレザーパイピングによるカラーコントラストがアクセントとして加えられている。これらの色彩は、タピオヴァーラ自身がプロジェクトごとに制作していたカラーチャートから着想を得たものであり、北欧的なミニマル空間から重厚なインテリアまで、幅広い環境への適応性を高めている。
また、バーチ材やオーク材を用いた構造はそのままに、フィンランド国内での生産を継続。時代を超えて愛されるデザインの核は維持しつつ、現代のインテリアニーズに応えるアップデートが施されている。
本コレクションは、本日2026年4月2日(木)よりグローバルで発売開始。日本国内では4月22日(水)より展開予定となっている。
