Paranoid 2026年春夏コレクション
“不完全さこそが、美しさを生む”
東京発のファッションブランド〈Paranoid(パラノイド)〉が、2026年春夏コレクションを発表した。
今季の〈Paranoid〉は、装飾性を抑えたミニマルなアプローチを軸に、着用時の快適性や機能性にフォーカス。過剰なデザインディテールを削ぎ落とし、必要最小限の構造によって導き出されたシルエットを提示している。制作には、VJやグラフィックデザイナー、タトゥーアーティストといった視覚表現を主軸とするアーティストが参加。それぞれの異なる視点や表現を、衣服というフィジカルな媒体へといかに変換できるかを探ることで、コレクション全体に独自の緊張感と奥行きをもたらしている。
ラインアップには、骨格構造を想起させるプリントを施したオープンカラーシャツや、日本の蓑の構造に着想を得た撥水素材のライトシェルジャケットなどが登場。自己や人間の精神を形成する美しい不完全さを肯定しながら、より研ぎ澄まされたデザインアプローチを打ち出したコレクションとなっている。
またシーズンワードに“不完全さこそが、美しさを生む”という言葉を据えた。以下はそのシーズンを飾る言葉である。
なぜ私たちは、他者からの承認をこれほどまでに求めてしまうのだろう。
それは人間の本質なのか。
それとも、承認を欲することを避けられない社会構造がそうさせているのか。
おそらくそれは、「他者」の存在があってこそ、「私」が成立するからなのだと思う。
外からのまなざしがなければ、私たちは自分自身の存在をどのように確かめればいいのだろう。受け入れることで、視界は澄みわたる。
澄みわたった先に、気づきが生まれる。
そして私たちは、生きることを選ぶ。
愚かに、そして美しく。気づき、拒絶し、否定し、怒り、そして受け入れる。
それは喪失の循環の中で、
私たちが自分自身を理解し、抱きしめていく過程なのだと思う。
この旅路は、深く人間的な内なる葛藤を、
比喩として描いた六つの詩へと置き換えられた。
ブランド:Paranoid
シーズン:2026年春夏






















