上海にて行われた Moncler の没入型体験イベント “The City of Genius” の全貌をチェック
本イベントにて特別に公開された10のコレクションを詳しくご紹介
〈Moncler(モンクレール)〉の展開するプロジェクト “Moncler Genius(モンクレール ジーニアス)”が上海ファッションウィーク期間中の10月19日(土)に開催した、没入型体験イベント “The City of Genius(シティ・オブ・ジーニアス)”。同イベントでは、2組のブランドコードを融合させながら、人間のクリエイティビティと想像力に焦点を当てた、同プロジェクトの次章となる取り組み ”CO-CREATION”をお披露目した。今回は、そんな本イベントにて特別に公開された10のコレクションをご紹介。
藤原ヒロシ主宰の〈fragment design(フラグメント デザイン)〉は、リチャード・ウィルソン(Richard Wilson)とのコラボレーションによるミニマルで落ち着いた空間を製作。宙に浮き、水面に映し出された〈Moncler〉とのコラボコレクションは、“still waters running deep(深い川は静かに流れる)”をテーマに、リバーシブル仕様や鮮やかなライニングなど、機能的でありながらも遊び心のあるアイテムがラインアップ。〈Moncler〉のアイコニックなアウターをパッカブルに再考したものや、韓国のイラストレーションスタジオ Nayeon & Rangによるウサギや子猫のグラフィックを落とし込んだアイテムが揃う。また、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)は、プロジェクションスクリーン上にシームレスに広がるラウンジで、現実のものとAIが作成したものの融合が体験できる映像を会場にて公開。ルックには、モトスポーツやバイカー風のディテールを取り入れており、肩、膝、肘を保護するパッド、リブ編みのパネル、厚手のパッド入りベスト、ガントレットグローブ、ヘルメットのようなトラッパーハットなどが展開される。
続いて、ドナルド・グローバー(Donald Glover)は、米カリフォルニア州オーハイにある彼のギルガファームから着想したファームハウスと鮮やかなオレンジ畑を設置。コラボレーションでは、ギルガファームでの生活を想定した鮮やかなカラーリングや軽やかなレイヤーを用いたプロダクトを展開した。『Hypebeast』読者にもお馴染みのNIGO®️(ニゴー)は、立体的なルーフトップシティにて、コラボアパレルコレクションのほか、2つの「Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)」Gクラスを明かした。Gクラスの1つは、“The Mercedes-Benz G-Class Past II Future”と題された一般購入可能なモデルで、コラボレーションロゴと“Past II Future”のレタリングが印象的な1台に。さらに、〈Rick Owens(リック・オウエンス)〉は、全天候型スチール製サンクチュアリを備えたマウンテン“Refuge”が置かれた会場にて、破壊的で洗練された近未来的なデザインのピースを並べた。これには、オーバーサイズのダウンやフライトジャケット、ゆったりとしたローブ、ラディアンスキルティングを施したケープなどが登場。
加えて、〈Palm Angels(パーム・エンジェルス)〉は、アメリカンカレッジスタイルの影響を受けたヴィンテージイコノグラフィーとレーシングスタイルを取り入れたイタリアンスタイルを融合したコレクションを、ウィロー・スミス(Willow Smith)はクラブにも山にも行けるアイテムというテーマをベースとした、ボディコンシャスかつタフで機能性の高いコレクションを、〈Jil Sander(ジル サンダー)〉は自然そのものからインスパイアされた丸く柔らかなコレクションををそれぞれお披露目。さらに、ルル・リー(LuLu Li)は、ワークウェアとカジュアルウェアの要素を取り入れたハイブリッドな機能性を持つアイテムを展開し、エドワード・エニンフル(Edward Enninful)は、サンドストーム、スノーストーム、ウィンドストームなど、極限の環境を想定した10種類のルックを発表した。
今回ご紹介した10のコラボコレクションは、10月24日(木)発売の〈Moncler〉x ルル・リーを皮切りに、2025年までにかけて順次発売予定。詳しくは、こちらをチェックしよう。