オーデマ ピゲとマシュー・ウィリアムズの邂逅に熱狂した一夜
佐野玲於や高橋らら、VERBALなどの豪華ゲストが来場した〈Audemars Piguet〉x〈1017 ALYX 9SM〉ローンチパーティをレポート










スイスの誇る高級時計ブランド(オートオルロジュリー マニュファクチュール)〈Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)〉は8月24日(木)、マシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)率いる〈1017 ALYX 9SM(テンセブンティーン アリクス ナインエスエム)〉とのコラボレーションモデルを正式に発表した。このニュースが解禁された同日、両者のコラボレーションを記念したローンチイベントが、東京で行われた。本稿では、マシュー本人や多くのセレブリティが来場した同イベントの様子を振り返ってみたい。
最古の高級時計ブランドのひとつである〈Audemars Piguet〉は、その145年以上の歴史の中で、多くのコラボレーションを積極的に行なってきた。2人の創業者の提唱した“伝統と革新の調和”というブランド哲学を引き継ぎ、これまで異業種との協働によって、数々の傑作を生み出している。今回の〈1017 ALYX 9SM〉とのコラボレーションでは、ロイヤル オーク(Royal Oak)とロイヤル オーク オフショア(Royal Oak Offshore)の新作4モデルに加え、ロイヤル オークのユニークピースを製作。余計な装飾を一切排したデザインは、マシュー・ウィリアムズの美学を反映したものだ。

Audemars Piguet
東京の『寺田倉庫』で行われたローンチイベントには、このスペシャルなタイムピースに相応しい豪華ゲストが来場。かねてよりマシューと親交のある佐野玲於や高橋ららをはじめ、〈Audemars Piguet〉と関わりの深いVERBAL(バーバル)、海外からはモデルや俳優として活躍するアイリス・ロウ(Iris Law)やルカ・サバト(Luka Sabbat)、エヴァン・モック(Evan Mock)といった面々が駆けつけた。当日はアフターパーティに先駆けユニークピースのオークションが行われ、100万ドル(約1億4,600万円)で落札された。オークションの売上金は、ラムー、ケニアでの特別プロジェクトを支援する「キッズ イン モーション」と、ゲームを通じて子供たちの力を引き出す活動を行う「ライト トゥ プレイ」というNGOの活動を通じて、恵まれない子供たちのための楽しく学べる教育プログラムに寄付される。
パーティの会場内にはマシューの手掛けた岩のインスタレーションが設置され、大量のスモークが焚かれた幻想的な空間に。このインスタレーションは、カクテル・アフターパーティのデザインコンセプトである〈Audemars Piguet〉の創業の地 ル・ブラッシュの自然とマシューおよび〈1017 ALYX 9SM〉の世界感の融合、そして日本の文化である“日本庭園”をイメージしたという。パーティを司るDJ陣は、マシュー本人をはじめ、彼の友人のアーティストたち。インダストリアルテクノ〜トラップが爆音で流れる空間で、来場者は演出や音楽に酔いしれるとともに、歴史的なコラボレーションのローンチを祝福した。
マシューは時計について、「時計はそれを着けている人を表す」という考えを持つ。その言葉を裏付けるかのように、〈Audemars Piguet〉史上最もミニマルなデザインのタイムピースとマシューのビジョンを具現化した今回のパーティによって、両ブランドは今日における“ラグジュアリー”の定義を更新したと言えるだろう。