オーデマ ピゲがマシュー・ウィリアムズ率いる 1017 ALYX 9SM とのコラボレーションを発表
ロイヤル オークとロイヤル オーク オフショアの新作4モデルに加えてユニークピースが登場














スイスの誇る高級時計ブランド(オートオルロジュリー マニュファクチュール)〈Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)〉が、マシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)率いる〈1017 ALYX 9SM(テンセブンティーン アリクス ナインエスエム)〉とのコラボレーションを発表した。今回のコラボレーションでは、ロイヤル オーク(Royal Oak)とロイヤル オーク オフショア(Royal Oak Offshore)の新作4モデルに加え、ロイヤル オークのユニークピースを展開する。
1875年創業の〈Audemars Piguet〉と2015年に創設された〈1017 ALYX 9SM〉。歴史ある時計ブランドと、まだ設立から10年にも満たないファッションブランドによる異色のコラボレーションは、クリエイティブな異分野との絆を深めてきたマニュファクチールの最新の成果。〈1017 ALYX 9SM〉のデザイナー マシュー・ウィリアムズは、クオリティが高く革新的でテクニカルな素材を使い、サプライズに満ちた衝撃的なクリエイションを生み出すことで知られている。両者に共通するのは、前衛的なスピリットと、ディテールや熟練への情熱を持っていること。さらに、サステナブルな発展を考慮したアプローチをとっていることも、共通点と言える。
両者が開発したミニマルなデザインの18K イエローゴールドまたはホワイトゴールドの4モデルのうち、ロイヤル オークが2モデル、ロイヤル オーク オフショアが2モデルで、37mmから42mmまでのサイズバリエーションが揃う。同じデザインが2つのコレクションで同時に展開されるのは、今回が初めてのこと。できるだけクリーンで純粋なデザインを求めるマシューと〈Audemars Piguet〉は、ダイヤルもシンプルなものに仕上げたという。
ロイヤル オークの2モデルは、アワーマーカーとデイトをなくし、ヘアライン仕上げの18Kイエローゴールドのダイヤルが特徴だ。ロイヤル オーク オートマティック(予価:913万円)は、時/分/秒を表示する37mmの自動巻きで、細めの手首にぴったりのサイズ。ミニマルなデザインのダイヤルには蓄光処理を施 したイエローゴールドの針、“Audemars Piguet”と“1017 ALYX 9SM”のシグネチャーロゴが輝く。前者はゴールドのアプライドロゴ、後者はトランスファー印刷というこだわりも見逃せない。2022年に投入されたムーブメント キャリバー5909が搭載され、厚さわずか4ミリで、振動は4Hz(28,000振動/時)、パワーリザーブは約60時間となる。
もう一つのロイヤル オーク クロノグラフ(予価:1,122万円)は、41mmの自動巻き。究極のミニマリズムに徹したデザインで、ダイヤルはクロノグラフカウンターさえもなくし、“3時”と“6時”、“9時”の位置に針だけが回転している。このモデルには最新の自動巻き一体型クロノグラフムーブメント、キャリバー4409を搭載。デイト表示をなくしたこの自動巻きムーブメントは、軸歯車とフライバック機能を備え、ストップやリセットをせずに直接クロノグラフを再スタートさせることが可能に。さらに垂直クラッチシステムにより、クロノグラフのスタート、ストップ時に針がブレないのも特徴。特許取得のリセットメカニズムにより、カウンターの針は瞬時に初期位置に戻るという。振動数は4Hz(28,000 振動/時)、パワーリザーブは約70時間。
2つのロイヤル オーク オフショアモデルもロイヤル オークと同じテーマ/スタイルで、ダイヤルは必要最低限の要素だけに絞られたデザインに。ロイヤル オーク オフショア コレクションの象徴でもあるデイト表示だけが、“3時”位置に“AP”モノグラムロゴの横に残っている。一方、〈1017 ALYX 9SM〉のシグネチャーロゴは“6時”位置に。“6時”、“9時”、“12時”位置のクロノグラフカウンターもなくなり、針だけが残って回転している仕様だが、これはクロノグラフでは初めてのこと。42mmのロイヤル オーク オフショア クロノグラフは、18Kホワイトゴールドまたはイエローゴールド(共に予価:1,380万5,000円)がラインアップ。マニュファクチュールのインターチェンジャブルストラップシステムを備えたこれらのモデルには、より強いコントラストを演出するブラックラバーストラップが追加で付属する。どちらもキャリバー4404を搭載し、一体型クロノグラフとフライバック機能を備えている。
これら4モデルは、マニュファクチュールの象徴でもある洗練されたポリッシュとサテン仕上げの使いわけにより、光を美しくとらえて輝きを放つ。ケースバックには“Limited Edition”の文字を刻印。各モデルは、サファイアクリスタル ケースバックを通して、これらの限定モデルのため特別に開発されたローターを確認することができる。ローターは22Kイエローゴールドまたはホワイトゴールドで、マシューのアイコニックなベルトのバックル同様に、テクニカルリファレンスであるニュートンのミリメーターとローターの重さを記載。さらに、コート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレイン、サンレイ、サテン、ポリッシュ面取りといった装飾に包まれている。
〈Audemars Piguet〉のブティックで販売されるこれらの限定4モデルに加え、ロイヤル オーク クロノグラフのユニークピースも制作。これは41mm、18Kイエローゴールドとステンレススティールのバイカラーケースに、ブレスレットの組み合わせ。素材の組み合わせに加え、縦サテン仕上げを施したブラックPVD加工のゴールドダイヤルにより、コントラストを演出。ダイヤルには両ブランドのシグネチャーロゴと、イエローゴールドのクロノグラフ針を配置。センターのイエローゴールドの3本の針は、蓄光処理を施し、暗闇でも読み取りやすいデザインに。キャリバー4409を搭載し、最新テクノロジーをコンテンポラリーなデザインで解釈した。
このユニークピースは本日8月24日(木)、東京で開催された〈Audemars Piguet〉と〈1017 ALYX 9SM〉のコラボレーション記念パーティにてオークションが行われ、100万ドル(約1億4,600万円)で落札された。オークションの売上金は、ラムー、ケニアでの特別プロジェクトを支援する「キッズ イン モーション」と、ゲームを通じて子供たちの力を引き出す活動を行う「ライト トゥ プレイ」というNGOの活動を通じて、恵まれない子供たちのための楽しく学べる教育プログラムに寄付される。 遊びを中心とした学習プロジェクトを支援するという選択は、〈Audemars Piguet〉財団および長年に渡り恵まれない子供たちのための活動を支援してきたマシュー・ウィリアムズの提案により実現した。
〈Audemars Piguet〉x〈1017 ALYX 9SM〉による限定タイムピースは、9月以降順次発売予定。詳細については、同ブランドの公式サイトでご確認を。(*本文中の商品価格は全て予価、税込)