“月面 BMX” を夢見るマティアス・ダンドワに訊く Swatch Art Journey バスキアモデルの魅力

自身初となる「X Games」でのメダルを獲得したマティアスを直撃

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去る5月12〜14日、千葉県の『ZOZOマリンスタジアム』にて開催された世界最高峰のアクションスポーツの国際競技会「X Games Chiba 2023(エックスゲーム千葉 2023)」。本大会には、BMXライダー、スケーター、サーファーなどから構成される〈Swatch(スウォッチ)〉のアスリートグループ “Swatch Proteam(スウォッチ プロチーム)”所属のMatthias Dandois(マティアス・ダンドワ)が昨年に続き出場。大会3日目に行われた“BMXフラットランド”にて、見事3位となり、自身初となる「X Games」でのメダルを獲得した。

2020年から“Swatch Proteam”の一員として活動するMatthiasは、“Swatch Art Journey(スウォッチ アート ジャーニー)”コレクションのアンバサダーも務めている。“Swatch Art Journey”とは、3月から5月にかけて、5つのカプセルコレクションを展開するプロジェクトであり、『MoMA』『Louvre Abu Dhabi(ルーヴル・アブダビ)』『Le Gallerie degli Uffizi(ウフィツィ美術館)』、Magritte(マグリット)、Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)とタッグを組んだスペシャルモデルが順次発売された。最終章として登場したBasquiatコラボでは、1983年発表の“Hollywood Africans(ハリウッド アフリカン)”、1982年発表の“Untitled(無題)”、1983年発表の“Ishtar(イシュタル)”というアイコニックな作品を落とし込んだ3型がラインアップし、Matthias Dandoisは、その中からターコイズブルーが美しい“Ishtar”モデルを着用している。加えて、Matthias自らがデザインに参画したオリジナルモデル・YELLOW INK(イエロー インク)もリリース。こちらは47mmケースの“BIG BOLD(ビッグボールド)”シリーズとなり、後述のインタビューでも説明しているが、彼のタトゥーデザイン、ルーツであるフランス、BMXフラットランドの世界チャンピオンという彼の輝かしいキャリアをフィーチャーした特別な仕上がりに。

そんなMatthiasは大会出場を前に、東京・原宿に位置する旗艦店『スウォッチストア原宿』をクルーと共に訪問。自身のシグネチャーモデルと“Swatch Art Journey”が展示された店内で、我々『Hypebeast』のインタビューに和かに応じてくれた。

“月面 BMX” を夢見るマティアス・ダンドワに訊く Swatch Art Journey バスキアモデルの魅力

Basquiatといえば、ファッションシーンでも人気が高いですが、以前からお好きでしたか??

もちろん以前から大ファンでした。Basquiatと彼がポップカルチャーにもたらした功績は多大なものですし、彼はストリート出身で、僕のスポーツもストリートが発祥なので、そういった意味でもBasquiatの作品に特別な魅力を感じています。

もともとアート全般に興味があったのですか?

アートは本当に好きで、妻と一緒にニューヨークに3年間住んでいたことがあるのですが、現地のアート展には必ずと言っていいほど足を運びました。BMXだけでなく、旅、アート、音楽など、さまざまなものからインスピレーションを得ることが多く、そういった経験が新しいトリックを生み出す時にとても役立っています。

時計を選ぶ際にこだわるポイントは?

時計を選ぶときの最初のポイントは、ライディングに必要な耐久性を備えているかどうかです。耐久性のない時計でライディングすると、すぐ壊してしまうので……。あとはスタイリッシュかどうか、最後に付け心地をチェックしますね。この3つが自分にとってのポイントですね。Swatchはこれら全てを満たしている世界で唯一のブランドだと思っています。先日、ビルの2階から時計を落としてしまったんだけど、全く壊れることもなく、まるで新品のようでした。

今回のIshtarモデルの気に入ってる点は?

このブルーが僕のバイクの色とマッチしている点がとても気に入っています。実はカラフル過ぎるなものが苦手なんだけど、この時計はカラフルでありながら、センス良く調和されていると思います。

今日は2本の腕時計をしていますね。

80年代に流行ったような時計を2つ重ね付けするのが好きで、そのスタイルをまた現代に甦らせるのもクールかなって。ブラックの時計は、僕がデザインしたシグネチャーモデルです。金魚や蛇のアートワークだったり、僕の体に入ってるタトゥーを随所に散りばめました。5年ぐらい前にスタートしたのですが、コロナで中断してしまって、思ったより時間がかかりましたね。店内でも流れているこの動画は今年の1月に撮影したものです。※下記参照

どのような人に身につけてもらいたいですか?

スタイルを問わず誰でも着用してもらいたいですね。例えば、オフィスでフォーマルな格好の時でも、時計がポップなアクセントになりますし。Basquiat自体は普遍的なアーティストなので、今回の時計も本当にみんなに付けてもらいたいです。

アンバサダーとして、Swatch Art Journeyの魅力をどのように発信していきたいですか?

Swatch Art Journeyでは、時代を超越した作品をフィーチャーしているので、時計でありながらもアートのようにコレクションしたい人にもおすすめです。

東京に住んでいたと伺いました。

20歳の時に6カ月間過ごしたんです。当時、日本人のバイク仲間がいて、池袋に住んでいました。日本のバイクシーンも盛り上がっていましたし。当初2週間の予定が気が付いたら半年経っていました(笑)。人も食事も本当に素晴らしくて「ニホンサイコー!」。キャリアの初期でもあり、自分自身が形成される時期に、日本で多くのことを学べたことは、かけがえのない思い出となっています。

Swatch原宿店の印象は?

今日初めて来ましたが、本当に素晴らしいですね。ロケーションや店内の雰囲気も最高ですし、Swatchの時計を見てもらうには最適な空間かと思います。

Swatchプロチームの一員として、今後どのような活動をされたいですか?

MoonSwatch(ムーンスウォッチ)があるから、月でBMXに乗りたいって言いたいところなんだけど、恐らく難しいですよね(笑)。真面目に回答すると、僕は自分や他のアスリートのためにコンテンツを制作するプロダクション会社を持っているのですが、そういった場で若い世代にチャンスやアドバイスを与えていきたいです。僕のような立場の人間が率先して行うことが重要だと考えています。

“月面 BMX” を夢見るマティアス・ダンドワに訊く Swatch Art Journey バスキアモデルの魅力

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Presented by Swatch
フォトグラファー
Yoko Tagawa / Hypebeast
インタビュアー
Yuki Abe / Hypebeast
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