アストンマーティンが次世代スポーツカー DB12 を発表
待望のDBシリーズ最新モデルが登場
イギリスの高級車ブランド「Aston Martin(アストンマーティン)」は5月24日(現地時間)、次世代スポーツカーの第1弾として新型 DB12を発表した。
「Aston Martin」の新時代を告げるDB12は、同ブランドの基幹車種であるDBシリーズの最新モデル。同シリーズは、映画『007』に登場するジェームズ・ボンドの“ボンドカー”としても有名だ。今回お披露目されたDB12は、2016年の「ジュネーブモーターショー」でデビューしたDB11の後継車にあたり、その伝統を受け継ぎながらも、卓越した洗練性や最先端のテクノロジーを備え、スリリングなドライビング体験、そして最高レベルのラグジュアリーをオーナーに提供。同社はDB12について「グランツーリスモのあるべき姿を再定義する、世界初のスーパーツアラー」であると表現している。
4.0リッター・ツインターボV8エンジンによるクラス最高の性能を備え、0-60mph(約0-96km/h)加速はわずか3.5秒(0-100km/h3.6秒)、最高速度は325km/hに達する。ハンドビルドの特別なエンジンは同社のエンジニアによってファインチューンが施され、クラス最高の680PS/6,000rpmの最高出力、従来のDB11と比較して34%増の800Nm/2,750-6,000rpmの最大トルクを実現した。
エンジンパワーは、8速オートマチック・トランスミッションと、DBシリーズでは初採用となるエレクトロニック・リア・ディファレンシャル(E-Diff)を介して路面へと伝達。このディファレンシャルは、車のエレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)システムと連動して作動する。従来のリミテッド・スリップ・ディファレンシャルとは異なり、数ミリ秒以内に全開からフルロックまで変化させることが可能で、ドライバーに最大限のレスポンスを提供する。
DB12のファーストデリバリーは、2023年第3四半期より開始予定。日本での販売予定価格は、2,990万円(税込)となる。詳細については、「Aston Martin」の公式サイトでご確認を。