adidas が YEEZY 在庫の国内発売日を正式にアナウンス

〈adidas（アディダス）〉が、Kanye West（カニエ・ウェスト）改めYe（イェ）の手掛けた〈YEEZY（イージー）〉スニーカーの在庫の一部を5月末より販売することを正式に発表。日本国内では、『CONFIRMED』アプリを通して6月1日（木）より販売開始予定だ。

今回のリリースは、〈adidas〉が2022年10月にYeおよび〈YEEZY〉とのパートナーシップを解消して以来、同ラインの商品がはじめて一般の消費者に提供される機会となる。販売の対象となるアイテムは、2022年までに登場した既存のモデルや同年内にデザインされたモデルになる模様。これらの商品の売り上げの一部は、「ADL（Anti-Defamation League：名誉毀損防止同盟）」や「Philonise And Keeta Floyd Institute for Social Change」などに代表される人種差別やヘイト、反ユダヤ主義などと戦う団体を支援するために寄付されるという。また、今後在庫製品の追加発売を行うかどうかは現在検討中であり、実施するにしても時期は未定とのこと。

〈adidas〉のCEOであるBjørn Guldenは、今回の決断について以下のようなコメントを発表した。「私たちは慎重に検討した結果、adidas + YEEZY製品の在庫の一部を販売することを決定しました。私たちが話を聞いたすべての組織や関係者からの意見を受けて、（在庫製品の）販売と（売上の）寄付を行うことが最も望ましい選択肢だと判断したのです。これは、生み出されたデザインと生産されたシューズを尊重し、従業員のために働き、在庫問題を解決し、地域社会にポジティブな影響を与えることができる、最良の解決策であると信じています。私たちはスポーツや社会においていかなる種類のヘイトの存在も許さず、それらと戦うことを約束します」