Timberland の 80s ヘリテージモデル EURO HIKER の魅力に迫る
歴史が詰まったハイキングシューズを『Hypebeast』撮影のもと表現
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アメリカ東海岸にて設立されたアウトドアライフスタイルブランド〈Timberland(ティンバーランド)〉。ブランドの代名詞ともいえる“イエローブーツ”が誕生50周年を迎えた事は記憶に新しいが、彼らはその他にも伝統的なモカシンシューズ “3eye”など多くの名作を生み出し、長年にわたってカルチャーの歴史を牽引してきた。それらの中でも、ブランドのヘリテージとして認知されているのがハイキングシューズのEURO HIKERであり、昨年の10月末には日本でおよそ10数年ぶりに待望の復刻を果たしている。近年では特に〈Timberland〉の立ち位置が、ストリートカルチャーのみならず、ファッション文脈においても存在感を示しており、それぞれ着用者の多種多様なスタイルによる表現で新しい盛り上がりを牽引している。
そんな〈Timberland〉のEURO HIKERのヘリテージな機能性を解釈しつつ、現代のテクニカルなムードの切り口でコンテンポラリーに落とし込んだビジュアルを、今回『Hypebeast』ディレクションのもと撮り下ろした。本稿では、上のフォトギャラリーのビジュアルと後述のプロダクトヒストリーと共に、EURO HIKERの魅力をお伝えしていく。
1988年に誕生したEURO HIKERは、当時主流だったヨーロッパのハイキングシューズのデザインを取り入れつつ、軽量なソールを用いることでスニーカーのような履き心地を実現。今でこそアウトドアメーカーのブーツを街履きやファッションアイテムとして取り入れることは当たり前だが、当時では革新的なアップデートとデザインされたシューズとして高く評価された。ハイキングブーツのオーセンティックな堅牢さは守りつつ軽量化を図ることにより、日帰りのハイキングをより身近な存在にし、アウトドアアクティビティにイノベーションをもたらしている。
今回の復刻モデルのアッパーにはオイルレザーを使用し、簡易的な撥水機能を搭載。マットな風合いのオイルドレザーは履き込むほどにエイジングされ、自分だけの1足として育てていけるのも嬉しいポイント。さらに、現代における重要項目でもある環境に配慮された革製造で、レザー・ワーキング・グループからシルバー以上の評価を受けたベター レザーを採用している点も注目したい。また、ブランドの顔として認知される“イエローブーツ”と同様に、EURO HIKERもファッションやカルチャーとの結びつきが強い。ヘビーデューティーなプロダクトを好むストリートカルチャー界隈からの支持も当然のことながらあり、USのラッパーを筆頭に人気を博し、音楽シーンやファッションにおいても大きな存在感を示している。
そんな〈Timberland〉のイエローブーツや3eyeに次ぐ、“第3のアイコン”として今後よりブランドの価値を高めてくであろうEURO HIKERのさらなる詳細については、公式サイトでチェックしよう。