UNDERCOVER x fragment design の最新ピースをクローズアップ
The Specialsと故マニュエル・ゲッチングにオマージュを捧げた2023年秋冬コレクションのキーピース
先日、パリ・ファッションウィークにて発表された高橋盾の手掛ける〈UNDERCOVER(アンダーカバー)〉2023年秋冬コレクション。高橋氏の個人『Instagram(インスタグラム)』で予告されていた通り、藤原ヒロシの〈fragment design(フラグメント デザイン)〉との最新コラボピースもお披露目された。
2トーン・スカバンド The Specials(ザ・スペシャルズ)とAsh Ra Tempel(アシュ・ラ・テンペル)の故 Manuel Göttsching(マニュエル・ゲッチング)にオマージュを捧げた本コレクション。The SpecialsのフロントマンであるTerry Hall(テリー・ホール)とManuel Göttschingは、共に2022年12月に逝去している。
HF氏は両者の作品を用いたショー音楽を製作。当初は音楽のみを担当する予定だったが、とんとん拍子でアパレルピースでのコラボレーションも行うことになったという。コレクションでは、Manuel Göttschingの代表作『E2-E4』のアルバムカバーを大胆にサンプリングしたオフホワイト/ブラウンのチェッカーボード柄と、2トーンを象徴するブラック/ホワイトのチェッカーボード柄をフィーチャー。フィナーレでモデルが着用したローブなど、数型のアイテムが展開された。HFがショー会場やパリ市内で着用していたステンカラーコートは、裏地にチェッカーボードパターンを使用。中綿入りなので、すっきりとしたシルエットながら冬場でも着用可能な1着に。サイドには長めのジップが配置されており、開くことで内側のチェッカーボード柄が見え隠れする仕様もポイント。ウィメンズアイテムであるが、サイズ感は大きくユニセックスと捉えても良いだろう。今後さらなるアイテムの展開も期待できるので、続報にも要注目だ。