Nike が “Skiman” ロゴを巡って米コロラド州拠点のスキーアパレルブランドを訴える
〈Jordan Brand〉のJumpmanロゴに酷似していると主張
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〈Nike(ナイキ)〉が、〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉のロゴとあまりに酷似しているとして、米コロラド州を本拠に置くスキーアパレルブランド〈Skiman(スキーマン)〉を訴えたことが明らかとなった。
『Denver7』によると、〈Skiman〉を主宰するスティーブ・フチーク(Steve Fucik)は、同ブランドの展開するアパレルにあしらわれているロゴに異議を唱える書簡を〈Nike〉から受け取ったと伝えたという。なお、この書簡において〈Nike〉は、〈Skiman〉ロゴが〈Jordan Brand〉のJumpmanロゴに酷似していると主張している。
しかし、スティーブ・フチークは、このデザインを“ダフィーと呼ばれるターン技を行うスキーヤー”と説明して、2020年に〈Skiman〉ロゴの商標を取得している。「米国特許商標庁(USPTO)」から承認を得る際は、〈Nike〉から何の異議申し立ても受けなかったという。そんななか、〈Nike〉はある書簡で、スティーブ・フチークに商標の所有権を自発的に取り消すよう要求し、別の書簡では同社は貴重な商標を保護するためにあらゆる可能な法的救済策を講じる可能性があると述べている。
スティーブ・フチークは、同ブランドのロゴに関して「山で自由になれることを表現したロゴを思いつきました」と語り、「(Nikeが)どうやって私のことを知ったのかわからない」とコメント。さらに「彼らに弁護士チームがいることは知っていましたが、彼らが何をやっているかというと、インターネットを通して、中小企業を調べているようです」「リブランディングは(自分の)ビジネスを完全に破壊するだろう」と付け加え、〈Nike〉との交渉を試みたが失敗に終わったと伝えている。