ダース・ベイダーの声が AI によるクローン音声になっていたことが明らかに

『スター・ウォーズ』シリーズ屈指の人気キャラの1人であるダース・ベイダー。その特徴的な声を45年以上にわたって演じてきたJames Earl Jones（ジェームズ・アール・ジョーンズ）が、同役を引退しており、『オビ＝ワン・ケノービ』でのダース・ベイダーは、AIを使った音声クローン技術によるものだったことが明らかになった。

これを可能にしたのが、ウクライナのスタートアップ会社「Respeecher」だ。膨大なアーカイブの録音と独自のAIアルゴリズムを用いて、45年前にJones氏の演じたダース・ベイダーの声を再現。同社は実写ドラマ『ボバ・フェット』における若き日のルーク・スカイウォーカーの音声合成も担当していた。アメリカ・カリフォルニア州の「Skywalker Sound」のMatthew Wood（マシュー・ウッド）によれば、現在91歳のJones氏の最後の出演は2019年公開の『スカイウォーカーの夜明け』における短いシーンであり、その後、同役の引退を検討していることを伝えられたという。