Twitter が偽アカウント実数を隠したとしてイーロン・マスクが詐欺の訴えで対抗
『Twitter』社CEO パラグ・アグラワルに公開討論を挑むとも主張

「Tesla(テスラ)」のCEOのElon Musk(イーロン・マスク)と『Twitter(ツイッター)』社の間で進行中の法的紛争に、新たな展開があったようだ。Elonは今回、偽アカウントの登録実数を隠していたとして『Twitter』社に対し詐欺行為を主張する反訴を起こした。彼の弁護団によると、インディアナ大学が開発した“Botometer(ボトメーター)”と呼ばれる機械学習アルゴリズムを使い調べたところ、『Twitter』上の偽アカウントの割合は同社より報告されている5%よりもはるかに高いことを発見したという。
Elonの弁護団は『Twitter』が同社の見通しについて「投資家を欺く計画の一環として、プラットフォーム上の偽アカウントやスパムアカウントの数を誤魔化していた」と新たに提出した出願書類で訴え、そして「事実は徐々に解明されるが、Elonとその関係者に不正を暴かれないように必死で情報の扉を閉ざしている」とも書かれているようだ。
しかしこれに対し、『Twitter』社はこれらの主張を「事実上不正確、法的にも不十分で、商業的にも無関係である」としている。さらに、“Botometer”の信頼性と信憑性に疑問を呈し、そのシステムが実際にElon自身のアカウントを調べたところ、“Botである可能性が高い”と示唆したことを指摘している。
これらの新しい主張に加えて、Elonは訴えられた側のソーシャルメディアプラットフォームで、『Twitter』のCEOであるParag Agrawal(パラグ・アグラワル)にこの件に関する公開討論を挑むと主張している。「Twitterが100のアカウントをサンプリングする方法と、それらが本物であることを確認する方法を提供するだけなら、取引は元の条件で進めるべきだ」と訴えつつ「Twitterの偽またはスパムの日次ユーザーが5%以上であることを公衆に証明させる!」とツイートで吠えている。
I hereby challenge @paraga to a public debate about the Twitter bot percentage.
Let him prove to the public that Twitter has <5% fake or spam daily users!
— Elon Musk (@elonmusk) August 6, 2022