NASA が公開した“ブラックホールの音”があまりにも不気味だと話題に
実際は人間に聞こえないほど低い音だとのこと
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8月21日(現地時間)、「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が公式『Twitter』で公開した“ブラックホールの音”がまるで地獄から聞こえる叫びのようだと話題を集めている。
「NASA」は「宇宙には音がないという誤解は、ほとんどの宇宙が真空であり、音波が伝わる道がないことに由来します。銀河団には非常に多くのガスが含まれているため、実際の音を拾うことができました。ここでは、ブラックホールの音を聞くために増幅され、他のデータと混合されています」とのキャプションを添え、動画を投稿している。
この動画は、8月25日(木)現在で156万回再生されており、「呪われている」「不気味すぎる」などのコメントが多く寄せられている。2003年にとある天文学者が、ペルセウス銀河団の中心にあるブラックホールによって放出された圧力波が、銀河団の高音ガスに波紋を起こすことで、音に変換できることを発見。「NASA」は、それ以来、ブラックホールとその音が関連付けられてきたと述べており、実際に人間には聞こえないほど低いこの音を、実際のピッチよりも57オクターブ高いピッチへとあげることによって可聴音に変換できるとしている。
The misconception that there is no sound in space originates because most space is a ~vacuum, providing no way for sound waves to travel. A galaxy cluster has so much gas that we’ve picked up actual sound. Here it’s amplified, and mixed with other data, to hear a black hole! pic.twitter.com/RobcZs7F9e
— NASA Exoplanets (@NASAExoplanets) August 21, 2022