泥沼化しそうな Twitter 対イーロン・マスクの裁判は10月に実施されることが決定
イーロンが求めた2023年2月への裁判延期の要求は却下

Elon Musk(イーロン・マスク)による『Twitter(ツイッター)』社の買収撤回は裁判に発展しているわけだが、アメリカ・デラウェア州裁判所大法院のKathaleen McCormick(キャサリン・マコーミック)司法官が『Twitter』社側の申し立てを認めたため、10月に審理を行うこととなった。
『Twitter』のプラットフォームがあまりにも多くのBot(機械による自動発言システムのアカウント)で構成されていることを理由に、4月に440億ドル(約6兆円)での買収から手を引こうとしたElon。報道によると、『Twitter』は当初9月に4日間の裁判を要求していたが、これに対して、Elonは2023年2月に10日間の裁判を要求したという。しかし、先述のMcCormick司法官は、審理を迅速化し、10月に5日間実施することを決定。これによってElonの要求よりも早い且つ短い期間となったため、『Twitter』社が若干有利となった形だ。
『Twitter』社はElonが提案した期日は「複雑化し難解にするために計算されたもの」とのコメントを出し、Elonとの争いが続く限り会社に悪影響をを及ぼすと主張。多くの『Twitter』の株式は、Elon Muskが持ちかけた疑惑がある中、取引は続いているので、より早い審理開始を推進しているとコメントしている。
Elonのチームは現在、収益化可能なデイリーアクティブユーザーの5%未満がBotであるとの主張を証明するプラットフォームの計算をより理解するために、数百万のデータを検索を続けている。Musk氏のチームは、『Twitter』社がプラットフォーム上のBotの数を軽視しているという信念に変わりはないようだ。
泥沼化となりつつある両社の法廷闘争だが、その行方をただただ見守るしかない。