米 Chevrolet が完全電気駆動による新たなモデル Blazer EV を発表
0~100km/hを4秒以下の高性能グレードSSも設定される
7月18日(現地時間)、米国の自動車メーカー「Chevrolet(シボレー)」がプロデュースするSUVの象徴と言えるBlazer(ブレイザー)から、EVモデルの実車が発表された。
今回発表されたBlazer “EV”は、従来のガソリンエンジンのブレイザーとは構造的にまったく別のものとされ、ドライブトレインや構造などをEV車専用に作った完全な新型となる。ボディも独特で車高は他のモデルと比べてより低く、EVモデル専用のデザインが採用され、22インチホイールを組み合わせることで最先端のルックスに仕立てられている。
ラインナップの中で最もスポーティな設定の“EV SS”には、前後アクスルにデュアルモーターを搭載するAWDとなり、最大出力557hp、最大トルク89.6kgmを獲得する。これにより0~100km/hを4秒以下で到達するという高性能ぶりだ。
航続距離だが、仕様により差があるものの、398~515kmとされており、バッテリーに関しては、11.5kWのレベル2オンボードAC充電だけでなく、急いでいる場合はDC急速充電器を使うことで190kWの急速充電をサポートする。これを使用すればわずか10分で78マイルを走行することが可能となるようだ。
その他、電源付き充電ポートドア、11インチのクラスタディスプレイと組み合わせた17.7inchタッチスクリーン、最新ブレーキシステム、ハンズフリー運転のオプション、シボレー独自のセーフティ・アシストによる多数の安全および運転支援機能など充実した装備で武装されている。
2023年半ばに発売される「Chevrolet」Blazer “EV”の米国での価格は、44,995ドル(620万円)からとなる予定。日本での販売予定に関しては未だ発表されていないので、引き続き情報を待とう。