Apple が iPod の生産終了を発表
現在、市場に出回っているiPod touchの販売が最後となり、今後の追加生産は行われない
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5月10日(現地時間)「Apple(アップル)」がiPodの生産終了を公式サイトにて発表した。現在、市場に出回っているiPod touchの販売が最後となり、今後の追加生産は行われない。
2001年10月23日に発表された初代iPod。1000曲収録で10時間持続するバッテリーという当時としては画期的なスペックと「Apple」ならではのデザイン性で時代を席巻した。2004年2月にはiPod mini、2006年9月にはiPod nano(第2世代)といったプロダクトをリリースし、2007年9月にタッチスクリーンのiPod touchを発売。その直前に初代iPhoneが発表されており、iPhoneやその他「Apple」プロダクトの普及によってiPodの存在意義は徐々に薄れていった。今回にアナウンスに際して、同社のワールドワイド・マーケティング担当シニアバイスプレジデントのGreg Joswiak(グレッグジョ・スウィアック)は「音楽は常にAppleの中核の一部であり、iPodが音楽業界だけでなく、何億人ものユーザーに音楽をもたらし、影響を与えました。また音楽の発見、リスニング、共有の方法も再定義しました。現在でもiPodの精神は生き続けています。iPhoneからAppleWatch、HomePod mini、Mac、iPad、Apple TVまで、すべての製品で素晴らしい音楽体験が一体化されています。また、Apple Musicは、空間オーディオをサポートする業界屈指の音質を提供します。音楽を楽しみ、発見し、体験するためのこれ以上の方法はありません」という旨のコメントを残している。