X Games 2022 男子スケートボードストリート決勝にて日本勢が表彰台を独占
1位はオリンピック金メダリストの堀米雄斗
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4月22〜24日(金〜日)の期間で、千葉県・幕張市の『ZOZOマリンスタジアム』にて開催された「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo(エックスゲームズ千葉2022 プレゼンティッドバイ ヨギボー)」。「X Games」とは、1995年にアメリカでスタートし、25年以上もの歴史を誇る世界最大のエクストリームスポーツの祭典である。今回が記念すべき日本での初開催となったが、有終の美を飾るように最終日に開催された「男子スケートボードストリート決勝」では、地元の日本勢が表彰台を独占する結果となった。
大会2日目の予選を終えた時点で、「東京2020オリンピック」の金メダリストである堀米雄斗が1位、2位はアメリカのDashawn Jordan(ダショーン・ジョーダン)、3位はブラジルのLucas Rabelo(ルーカス・ラベロ)となり、日本から堀米選手の他に白井空良が5位、池田大暉が8位と、上位8名で行われる決勝に進出した。当日は雨予報だったため、全体の協議開始時刻が繰り上げられたが、さらに「男子スケートボードストリート決勝」は、その予定開始時間より15分前倒して開始された。15歳の池田大暉と20歳の白井空良が1本目から会心のランで会場を沸かせ、堀米選手の滑走前では両選手が1位2位という結果に。堀米選手にとっては、かなりのプレッシャーがかかる場面。そんな中迎えた1本目では、2つ目のレールを使ったトリックの着地の際に手をついてしまうミスがあったものの、ラストに新トリックの“ノーリーバックサイド180 スイッチ スミスグラインド”をメイクし、トップに躍り出た。堀米選手の金メダルはほぼ決定的であったが、続く2本目でも新たなトリックとなる“スイッチトレフリップ フロントサイドリップスライド”を完璧に成功させ、世界のトップに立つ貫禄を見せつけた。
3本目を前に雨が強くなり始めたため、競技は打ち切りとなり、2本目を終えた時点での成績で順位が確定。見事1位となった堀米選手の優勝は、2019年の「ミネアポリス大会」以来2度目。続く第2位は、新鋭・池田大暉、3位は「オリンピック」にも出場していた白井空良となり、初の日本開催を締め括る最高の幕引きとなった。