Snoop Dogg が Death Row Records のストリーミング・プラットフォームとなる新アプリを開発中
「俺たちの音楽は、これからもメタバースの中で生き続けるんだ」
Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が、自身がオーナーを務めるヒップホップレーベル「Death Row Records(デス・ロウ・レコード)」のストリーミング・プラットフォームの役割を担う新たなアプリを近々ローンチ予定であることを明かした。
Snoopは今年2月にかつて所属していた「Death Row Records」を買収し、オーナーに就任。それ以来、同レーベルを史上初のNFTレコードレーベルにするなど、新しいさまざなプロジェクトを計画しており、今回のアプリもそのうちの一つ。彼は最近、N.O.R.E.とDJ EFNがホストを務める番組『DRINK CHAMPS』に出演し、先述のプランを説明。そして過去に「Death Row Records」からリリースされた自身のアルバム『Doggystyle』やDr. Dre(ドクター・ドレー)の『The Chronic』、Tha Dogg Poundの『Dogg Food』を含むいくつかの作品を、『Apple Music』や『Spotify』『Amazon Music』といったサブスリプションサービスから完全に撤退したことも明かした(*現時点では配信されている作品もあるが今後完全に撤退するとのこと)。
Snoopは新サービスローンチの理由について「まず最初にやったことは、過去にリリースした有名なアルバムを既存のサブスリプションサービスから撤退することだった。これらのプラットフォームでは、作品は何百万、何千万もの再生数を記録しているけど、レコード会社以外は誰も報酬を受け取っていない。仮に1億回再生されても、100万ドルも稼げないよ。俺の音楽を聴かせたいんだろうけど、誰かが金を稼いでいる。報酬を受け取っているのは俺じゃないし、そんなことを続けている余裕はないんだ」と説明。さらに「作品をリスナーに届けるのに常に奴隷商人(*既存のブスリプションサービスのこと)を介さなければならないのではなく、自分たちの音楽を買ってくれるファンと直接関わっていきたい。俺は健全なやり方で音楽を提供して、金を稼ぐことができるような道を作りたいのさ。それはDeath Rowのアプリで実現させる。俺たちの音楽は、これからもメタバースの中で生き続けるんだ」と付け加えた。
このアプリのローンチ時期については本稿執筆時点では明らかになっていないが、期待してSnoopからの正式発表を待とう。