Audemars Piguet が 3 枚ディスクで時間表示する新作 Starwheel を発表
針は秒針のみで時間と分を刻む指針が無い代わりに3枚のディスクが時を表示



スイスの高級ウォッチメーカー〈Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)〉は新作のCode 11.59 by Audemars Piguet Starwheel(コード11.59 バイ・オーデマ ピゲ スター ホイール)を発表した。
〈Audemars Piguet〉は1991年から2003年にかけて、様々なコレクションで約30本のStarwheelを製造していたが、その後生産が終了している。今回の新作はキャリバー4309から直接派生した次世代の“時・分・秒”ムーブメントであるキャリバー“4310”を搭載。全く新しいモジュールの登場となったわけだが、上の画像でお分かりのとおり、針は秒針のみで時間と分を刻む指針が無く、代わりに3枚のアワーディスクが時を表示する。
Starwheel(スターホイール)と呼ばれるこれらのアワーディスクは、4つの数字で時間を示すシステムを採用し、3時間で1回転するセンターローターに固定されている。各時間が始まると、指定されたアワーディスクのポインター(▲マーク)がダイヤル上部のミニッツスケールに合わせられ、時間が進むにつれて横方向に移動していく。
アワーディスクは1時間ごとに90度回転し、文字盤上部の120度に開いた円弧状の孤の60分ミニッツスケールに沿って時刻を表示する。18Kホワイトゴールド製の秒針は、アワーディスクの輪郭に沿って先端がわずかにカーブしており、伝統的な時計のように“秒”を表示する。この画像の場合だと、時間は“10時23分38秒”を指しているのがお分かりいただけるだろうか。
白のアラビア数字を配した3つのアワーディスクは、アルミニウムにブラックPVD加工を施し、サンドブラスト仕上げを施したオパーリン仕上げとなっている。70時間のパワーリザーブと30mの防水性を備えたこの次世代Starwheelには、質感のあるブラックのラバーコーティングストラップが付属する。
Code 11.59 by Audemars Piguet Starwheelの価格は6,875,000円(税込)となっており、〈Audemars Piguet〉の公式ウェブサイトにて詳細が公開されており、アニメーションを使った映像も見ることが出来る。この機械式時計の不思議な機構が気になる方は是非チェックをお忘れなく。