クリスティアーノ・ロナウドの“髪ゴール”は無かったと adidas のボール内センサーが証明
W杯後の去就はサウジアラビアのクラブから約374億円のオファーなどありつつも未だ憶測の域を出ず

「FIFA ワールドカップ カタール2022」で28日(現地時間)、ポルトガルが決勝トーナメント進出を賭け2-0で勝利したウルグアイと試合で、後半9分にBruno Fernandes(ブルーノ・フェルナンデス)放ったクロスのボールはCristiano Ronaldo(クリスティアーノ・ロナウド)の頭に触れていなかった、と試合球のサプライヤーである〈adidas(アディダス)〉が発表した。
試合終了後に世界中のスポーツニュースやSNSで様々な憶測が流れ“髪ゴール”などの言葉が飛び交った。リプレイ映像を確認すると、確かにCristianoはボールに接触していないように見える。その後ポルトガルは「FIFA」に対し、エースストライカーがゴールを決めたとする“証拠を提出”すると報道されていた。
しかし、本大会の公式球を提供している〈adidas〉は、使用されているボール内部のセンサーが、Cristianoがタッチしたと主張するタイミングには“音”を感知しておらず、ゴールはFernandesのままであるべきだと主張している。
〈adidas〉に代わって「FIFA」が出した声明には「ポルトガル対ウルグアイの試合において、公式試合球に収容されている“Connected Ball Technology”を解析したところ、この試合のオープニングゴールについての測定結果に“heartbeat(ハートビート)”が無いことが示すように、ボールへの外力は測定されず、Cristiano Ronaldo選手からボールへの接触が無かったことを明確に示すことができた。ボールに内蔵された500HzのIMUセンサーにより、高精度の分析が可能になったのです」と書かれている。
またCristianoは、英プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドとの契約を終了させ、W杯後の動向が注目されているが、噂ではサウジアラビアのリーグ戦で通算9回の優勝を果たしているのアル・ナスルFCが2億2500万ドル(約374億円)という巨額の3年契約を提示したと伝えられており、契約交渉はW杯終了後に開始されるようだ。彼の一挙手一投足に注目が集まるだけに決勝トーナメントで何を起こしてくれるか楽しみだが、まずは12月2日(現地時間)のグループリーグ最終戦、韓国との試合に期待しよう。
Adidas have confirmed no contact was made between the World Cup matchball and Cristiano Ronaldo, thanks to a 500Hz IMU sensor and Connected Ball Technology housed in Adidas’s Al Rihla used in the tournament… 👀❌ pic.twitter.com/v9MvtFXnMT
— Sky Sports Football (@SkyFootball) November 29, 2022