Kanye West が DONDA の制作関係者にクビを告げる際に放った“らしさ”全開の一言とは?
“Go find 〇〇(〇〇を見つけるんだな)”

残念ながらDrake(ドレイク)の6thアルバム『Certified Lover Boy』とのチャート対決には敗れてしまったが、間違いなく2021年のベストアルバム候補の筆頭であるKanye West(カニエ・ウェスト)の10thアルバム『DONDA』。同アルバムはリリース前から現在に至るまで話題に事欠かないが、また新たなエピソードが舞い込んできた。
それはDJ Akademiksが『Instagram』でリークした、Kanyeと『DONDA』の制作に携わったレコーディングエンジニアとの間で交わされたとおぼしきメッセージのスクリーンショットだ。正確な日付は分からないが、メッセージはKanyeが9時34分に送った「おはよう、それでは仕事をはじめようか」という一言からスタート。しかし、送信先のエンジニアから返信はなく、約2時間後の11時23分に業を煮やしたKanyeが「君はクビだ。帰ってくれ」と告げる事態に。
するとエンジニアは、「本当に申し訳ございません、言い訳のしようもありません。7時30分にアラームをセットしていたんですが、なんらかの理由で携帯が鳴りませんでした。11時8分に不在着信で目が覚め、急いで着替えました。すぐに連絡を返せなかったのは、乗り物を探すことにパニックになっていたからです。受け入れがたいことですが……本当に申し訳ございません」とすぐに返信。だがKanyeから失った信頼は取り戻せなかったようで、2人のやり取りは「メッセージを送らないでくれ。(俺の代わりとなる)神を見つけるんだな」というあまりにもKanyeすぎる独特な言い回しで終わっている。
このエンジニアが前々から時間にルーズだった可能性もあるのでなんとも言えないが、Kanyeはアルバムリリースでも、ライブでも、私生活でも遅刻はおろかキャンセルの常習犯なので、2時間返信がなかったという理由だけでクビにするのは少々やりすぎな気もするが……。意外にもKanyeのゼロ・トレランス(どんな小さな違反に対しても罰すること)の一面が知れたこぼれ話である。