韓国で開催中のバンクシーの展覧会に来場者から苦情が殺到

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世界的な人気を誇る覆面アーティスト Banksy（バンクシー）だが、現在韓国・ソウルで開催している彼の展覧会 “The Art of Banksy: Without Limits”に、来場者から苦情が殺到していることが明らかになった。

この“The Art of Banksy: Without Limits”展は、2016年にオーストラリア・メルボルンで開催された同名のエキシビジョンの巡回展。そもそも本展はBanksy本人の“非公認”で行われていることが当初より問題となっているにもかかわらず、現在も世界中を巡回している。この展覧会を韓国で企画した「LMPE Company」は、事前に「Banksyの原画や彫刻など110点以上の作品が展示される予定」とアナウンスとしていたが、蓋を開けてみれば展示品150点のうち、27点しか本物の作品はなかったようだ。開催前に25,000枚以上のチケットが販売されたが、来場者から多くの苦情が寄せられたため、主催者側は現在返金対応に追われているという。

ちなみに、現在日本でも“バンクシーって誰？”展が12月5日（日）まで東京・寺田倉庫で開催中。本展は“The Art of Banksy: Without Limits”で公開された傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する展覧会。公式サイトでは「本展はUNOFFICIALですが、バンクシーと、すべての虐げられた市民に捧ぐものです」とアーティスト“非公認”であることを公表しているため、企画意図を理解した上で来場を検討してみてはいかがだろうか。