ボストン地区限定でリリースされた Off-White™️ x Nike Air Force 1 “Lemonades” の不正購入者が続出
位置情報で購入権限を与えられるシステムの穴をついて購入するユーザーが多発する事態に
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Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)が手掛ける〈Off-White™️(オフホワイト)〉x〈Nike(ナイキ)〉による最新コラボモデル Air Force 1 “Lemonades”が7月10日(現地時間)、『EM PTY GALLERY』『Off-White™ Miami』『Off-White™ Las Vegas』の3店舗と、アメリカ・ボストン地区限定でスニーカーアプリ『SNKRS』にてリリースされた。『SNKRS』では、以前から導入されている限定モデルの販売方法の1つ『SNKRS Stash』を通して指定された地域(今回の場合はボストン)にいるユーザーだけが購入権を得られたという。つまり、AF1 “Lemonades”は先述の店舗以外では発売日当日にボストンにいたユーザーのみがゲットできたはずなのだが、なんと一部のスニーカーヘッズやバイヤーがボストン以外の地域から『SNKRS Stash』にアクセスして同モデルを購入していたことが発覚した。
報道によると、彼らは特殊なソフトウェアを使って位置情報を偽装することで『SNKRS Stash』のロックを解除してAF1 “Lemonades”を購入した模様。しかし、この方法は特に難しいものではないものの、確実な方法ではないとのこと。もし対象地域に「Apple」のiBeacon(アイビーコン)などの発信機が設置されていた場合は、この方法は使用できないようだ。
このような事例は今に始まったことではなく、ボットの利用などによる不正な購入は後を絶たない。先日お伝えした『SNKRS』の新システム “Exclusive Access”のように、今後事態が改善されていくことを願いたい。