Amazon Alexa の音声オプションに元 NBA のスーパースター シャキール・オニールの声が登場
「ヘイ、シャック」と呼びかけてテレビやスピーカーを再生してくれるという往年のファン感涙のオプションが追加

米「Amazon(アマゾン)」は7月15日(現地時間)、同社が提供しているバーチャルアシスタントAI技術『Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)』の音声オプションに、元NBAのスーパースター Shaquille O’Neal(シャキール・オニール)の声を追加したことを発表した。
『Amazon Alexa』は2014年に同社が開発したスマートスピーカー Amazon Echoに初めて導入された機能で、ユーザーが「Alexa」と話しかけるだけで自動的に音楽を再生してくれることで話題に。現在は先述のAmazon Echoシリーズをはじめ、Fire TVシリーズや他社のヘッドフォン、スピーカーなどにも導入されており、音楽の再生だけでなくテレビや照明の操作、ネットでの買い物のサポートなどさまざまなことに対応してくれる。
この『Amazon Alexa』の音声はこれまでロボット調の声が基本だったが、アメリカで2019年に俳優のSamuel L. Jackson(サミュエル・L・ジャクソン)の声を有料オプションとしてリリースしたところ、「Amazon」のデジタル商品のベストセラーになったほど大きな反響があった。そして今回、新たにShaqと映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』などでおなじみの人気女優のMelissa McCarthy(メリッサ・マッカーシー)の声がラインアップに追加されることに。「Amazon」のAlexa Experience & Echo Devices部門副社長Toni Reidは、今回の発表について「ユーザーの皆さまはAlexaに導入されたSamuel L. Jacksonの声をとても楽しんでくれているようです。私たちは彼らの体験がより充実したものになるように、今回のプロジェクトを進めてきました。ShaqとMelissaの協力を得て、皆さまが素晴らしい時間を過ごしてくれることを願っています」とコメント。
これら有名人の音声オプションはアメリカの「Amazon」のみでそれぞれ4.99ドルで提供されており、日本での展開は残念ながら現在のところ未定。近い将来、日本でも俳優やアスリートの声が『Amazon Alexa』に導入されることを期待したい。