Apple が AirTag のストーカー防止機能のアップデートを発表
Android用アプリも2021年内にリリース予定

今年4月に発売された「Apple(アップル)」の紛失防止トラッカー AirTagが、その機能をアップデートしたことが明らかになった。
AirTagは以前お伝えした通り、鍵や財布、バッグなどの自分の持ち物に付けるだけで、iPhoneの『探す』アプリで追跡可能となるトラッカー。非常に便利な機能をもつ同プロダクトは発売前から大きな話題となっていたが、紛失した持ち物を探し出せるということは、逆にいえば他人の持ち物などに忍ばせておけばその相手を追跡する用途にも使用可能だ。このようなストーカー行為を防ぐため、AirTagが本来の所有者から離れて動いた場合、3日後に警告音を発してその存在を知らせる機能が備えられている。しかし、3日もあれば相手の自宅などを突き止めるには十分な時間的な余裕があるため、この機能では不十分なのではといった意見が多くのユーザーから寄せられていた。
このようなユーザーの声に応えて、今回のアップデートではAirTagが警告音を発するまでの時間を従来の3日間から、8〜24時間の間のランダムなタイミングで通知されるように改善。またiPhoneユーザーであれば、8〜24時間が経過しなくても自分の身の回りにAirTagがあることを知らせてくれるアラートが表示される。しかし、Androidユーザーにはそのような通知は表示されないため、「Apple」は同様の機能を備えたAndroid用アプリを開発中であることを発表。このアプリは2021年後半にはリリースされる予定とのこと。