UNIQLO を展開する Fast Retailing が時価総額でアパレル世界首位になる

〈UNIQLO（ユニクロ）〉や〈GU（ジーユー）〉を展開する「Fast Retailing（ファーストリテイリング）」の株価が、上場以来初めて10万円台を突破。これにより、長年アパレルSPA企業の中で時価総額トップをキープしていた〈ZARA（ザラ）〉を擁する「Inditex（インディテックス）」を越え、遂にアパレル世界首位に躍り出た。

「Fast Retailing」は、コロナ禍の必需品 AIRism MASK（エアリズムマスク）をはじめ、ストレッチ性がある“SMART PANTS（スマートパンツ）”など在宅需要にマッチしたアイテムの展開、Jil Sander（ジル・サンダー）とのコラボコレクション “+J”の復活など、1年を通して話題を集めたこともあり、昨年6月から月次売上高の前年超えが続くという好調ぶりを見せていた。一方「Inditex」は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大以降低迷しており、パンデミックが明暗を分ける形となった。