Reebok x yoshiokubo の Instapump Fury と Club C にクローズアップ

久保デザイナーの父親が筆字で書いたカタカナの“リーボック”をロゴに採用

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2004年の設立から今や世界を舞台に戦うブランドとなった久保嘉男の手がける〈yoshiokubo(ヨシオクボ)〉と〈Reebok(リーボック)〉が初のコラボレーションを発表。〈Reebok〉を代表するスニーカー Instapump Fury(インスタポンプ フューリー)とClub C(クラブシー)をベースとした2モデルを10月9日(金)に販売する。

どちらも久保家の家紋と〈Reebok〉のスタークレストを掛け合わせた特別仕様のロゴをはじめ、筆字や盆栽など〈yoshiokubo〉らしい日本の伝統的な文化要素が感じられるディティールが随所に散りばめられており、モノクロのカラーリングとあわせてどこか“わびさび”も感じられる逸足に仕上がっている。価格はInstapump Furyが22,000円、15,400円(全て税込)。10月9日(金)から〈Reebok〉と〈yoshiokubo〉の公式オンラインストアおよび『Reebok STORE SHIBUYA』『Reebok CLASSIC Store』『MIDWEST』『LOVELESS』で取り扱う。

そしてこの記念すべきモデルの発売に合わせ、『HYPEBEAST』は久保デザイナーにインタビューを敢行。協業の契機やそれぞれのモデルに込めた想いなどを伺った。

協業の契機といつ頃から動きだしたかを教えてください。
知人を通じて数年前からコンタクトを取り始め、お互いのタイミングを見計らっていました。具体的に協業の話が始まったのは1年半ほど前からになります。

なぜInstapump FuryとClub Cの2モデルをベースに選んだのでしょうか?
スタンダードなモデルに〈yoshiokubo〉のデザインを加えることに意味があると考え、テック要素のあるInstapump FuryとオーセンティックでクラシックなClub Cという両極端の定番モデルがよいのではないかと思い選びました。

カタカナの“リーボック”を筆字とした理由を教えてください。
いま、スマートフォンやコンピューターの普及によって私たちは“手で字を書く”という行為から遠ざかっています。その忘れられそうな所作を今回のプロジェクトで感じ取ってもらえたら嬉しいと思い考えつきました。そして、日本にはひらがな/カタカナ/漢字の3種類の文字体系がある中で、〈Reebok〉というブランド名をカタカナで表現することが新鮮で面白いかなと、本来外来語に使用するカタカナをあえて日本語特有の筆字で表してみたんです。すると心地よい違和感があることに気付き、父親が習字の先生だったこともあり父親の実筆を今回のロゴとして使用しました。

和テイストの中でも盆栽をモチーフとしたのはなぜでしょうか?
まず、グローバルで展開するということもあり、日本から発信されたものだと直感的にわかるようにするにはどうすればよいか考えました。その中で盆栽は世界的にも認識されている日本を代表する1つのアイコニックな形ということで、今回のコンセプトにぴったりだと思ったんです。また、Instapump FuryとClub Cという既存の完成されたモデルのデザインを大きく崩したくなかったという日本の“わびさび”の意図も盆栽で表現しています。

今回のコラボモデルでどう“自分らしさ”や“ブランドらしさ”を表現しましたか?
今の“自分らしさ”や“ブランドらしさ”とは、ここ数年自身のコレクションでも表現している“日本の伝統的な文化”をモダンに表現するということです。上でも述べた通り、すでに完成されているデザインを大きく崩さずよいところを残しながら墨と盆栽を使って自分らしさを表現しました。

今後、〈Reebok〉と見据えるビジョンはありますか?
今回がファーストシーズンとなり、継続的に協業していきたいとお互いで話しているところです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でモノづくりがスローになってきてはいますが、僕らは常に前向きに考え今後はウェアなどの展開もチャレンジしていきたいと考えています。

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