UNIQLO や GU を展開するファーストリテイリング社が増収増益を記録
〈UNIQLO〉の海外事業と〈GU〉が絶好調
〈UNIQLO（ユニクロ）〉や〈GU（ジーユー）〉を展開する「ファーストリテイリング」社が、第2四半期（2018年9月1日～2019年2月28日）の連結決算を発表。売上収益は前年同期比6.8％増の1兆2,676億円、営業利益は同1.4％増の1,729億円となり、増収増益を記録した。
増収増益を後押ししたのは、〈UNIQLO〉の海外事業と〈GU〉だ。〈UNIQLO〉の海外事業は、売上収益5,800億円（前年同期比14.3％増）、営業利益884億円（同9.6％増）と絶好調。経済成長が落ち着いてきたグレーターチャイナだが、「ファーストリテイリング」は2桁の増収を達成。また、東南アジア・オセアニア地区でも全ての国の既存店売上高が増収と好調で、大幅な増収増益となった。また、〈GU〉の売上収益は1,171億円（前年同期比10.7％増）、営業利益は141億円 （同54.3％増）と、こちらも大幅な増収増益。マストレンドにフォーカスした商品構成にしたことや、TVCMやウェブ広告と連動させたマーケティングを行ったことが功を奏したようだ。
その一方で、〈UNIQLO〉の国内事業は、売上収益が4,913億円（前年同期比0.5％減）、営業利益が677億円（同23.7％減）と、減収減益。10月、11月の暖冬の影響により防寒衣料の需要が弱く苦戦したことが響いた。
あわせて、ファッション業界最大手企業「LVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）」の決算情報もチェックしてみてはいかがだろうか。
