Streetsnaps:ダニエル・アーシャム
これまでに携わってきたコラボレーションに対する想いとアーシャムのパーソナルスタイルについて紐解く
Streetsnaps:ダニエル・アーシャム
これまでに携わってきたコラボレーションに対する想いとアーシャムのパーソナルスタイルについて紐解く
『渋谷PARCO』内のギャラリー併設型スタジオ『2G(ツージー)』にて、空山基とのコラボレーション作品を展開しているDaniel Arsham(ダニエル・アーシャム)。今回、『HYPEBEAST』は高級ウォッチ専門店『The Hour Glass(アワーグラス)』の40周年を祝うエキシビション“Then Now Beyond”参加のため、シンガポールを訪問していたDanielを直撃。今エキシビションでも作品を提供しているDanielであるが、近況や最新ワークの着想源、そしてパーソナルスタイルについて聞くことに成功した。
Kim Jones(キム・ジョーンズ)率いる〈DIOR(ディオール)〉や「RIMOWA(リモワ)」とのコラボレーションなどに代表されるように、ファッションシーンでも注目度の高いアート界のキーパーソン的存在であるArsham。「幼い頃から、アートのみならず、ファッション、建築、音楽まで様々なシーンに所属する人々らに影響を受けてきました。それぞれの異なる分野で活躍する彼らによって作られるあらゆる言語やスタイルが、僕の作品はもちろん、普段のアウトフィットにも反映されています」と語る彼の装いは、これまでに本人が携わって来たコラボレーションへのアプローチが中心となっていた。
「Porsche(ポルシェ)」とのコラボレーションを記念して特別制作されたジャケットをまとった彼は、日本人デザイナー・細川雄太の手がける〈READYMADE(レディメイド)〉によるTシャツとマッチさせている。ホワイトボディのフロントには、自身の描いたグラフィックを配置しているのが特徴。また、Samuel Ross(サミュエル・ロス)率いる〈A-COLD-WALL*(ア・コールド・ウォール)〉とのコラボカプセルでお披露目していたグレーのデニムパンツを着用。「私が着用している全てのアイテムには、共に作業してきたそれぞれのパートナーたちとの特別な瞬間が落とし込まれています。僕のアイデンティティを反映しつつも、そんな彼らに対する感謝の気持ちも表現できるスタイルを心がけています」
そう語ってくれたArshamのアクセサリーチョイスにも、コラボレーションに対する特別な想いが垣間見える。〈DIOR〉との2020年春夏シーズンのコラボによるサドルバッグとベルトがそれぞれ存在感を主張する一方、カスタムウォッチビルダーのGeorge Bamfordと〈Audemars Piguet(オーデマ ピゲ)〉による特注ウォッチに、日本発のジュエリーメーカー〈EYEFUNNY(アイファニー)〉のシルバーブレスレットを着用。さらに、足元はニューヨーク発のソックスメーカー〈HIDDEN NY(ヒデンニューヨーク)〉に、2019年のベストコラボにも推される〈Nike(ナイキ)〉xTravis Scott(トラヴィス・スコット)のコラボによるAir Jordan 1を合わせることで、“HYPE感”を演出。「EYEFUNNYが特別に制作してくれたこのブレスレットには、僕の誕生日の1,000歳の誕生になる2980年9月8日と書いてあるんです。僕はいつも未来を考えていますから(笑)」
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