カナダ発のセレクトショップ HAVEN がニューヨークにて開催したポップアップに潜入

来場した『HAVEN』創業者のアーサー&ダニエル・フミェレフスキ兄弟にインタビューを敢行

ファッション
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2006年の設立から、15年近く経った現在まで、確かな世界観と高感度のセレクションにより、ファッション通が信頼を置くカナダ発のセレクトショップ『HAVEN』。去る2019年10月に、東京・原宿『SO1 Gallery』で開かれた3日間限定のポップアップも記憶に新しい同ショップであるが、現在はアメリカ・ニューヨークにてポップアップを開催中。本稿では、そんな『HAVEN』の最新イベントの模様をお届けする。

2019年12月6日(現地時間)から開催中のポップアップ内では、アパレルからアクセサリー類まで幅広く揃う『HAVEN』のインハウスレーベルの最新コレクションをはじめ、様々なコラボピース、そして本ポップアップ限定のアイテムなどを販売。ミニマルな装いが印象的とも言えるその店内は、それぞれ異なるブランド/カテゴリーからなるものの、ミリタリーやワークウェアの要素を取り入れたウェアや、〈PORTER(ポーター)〉とのコラボアイテムなどがラインアップし『HAVEN』特有の世界観を作り出す空間に。

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本ポップアップに来場していた『HAVEN』の創業者、Arthur Chmielewski(アーサー・フミェレフスキ)とDaniel Chmielewski(ダニエル・フミェレフスキ)の兄弟。初となる日本でのポップアップを終えたばかりの『HAVEN』が、次の行き先として決めたのは何故アメリカのニューヨークだったのかという、我々『HYPEBEAST』の質問に対し「私たちはニューヨークにすでに多くの顧客を抱えているため、次のポップアップの開催都市として最適だったからです。今回ポップアップを記念して、HAVENでも長年取扱いをしているEngineered Garments(エンジニアド ガーメンツ)とコラボレーションしグラフィックTシャツを制作しました。ニューヨークを拠点とする彼らとのコラボレーションは今回のポップアップにぴったりでした。来年さらに大きなプロジェクトが控えているので楽しみにしていてください」とコメント。また、コラボピースに関して「大げさで表層的なデザインではなく、インハウスレーベルにも共通するデザイン思想ヒドゥン・テックを用いています」と続けた。

Arthur 氏は『HAVEN』のデザイン思想について「クラシックなデザインに機能性とクラフトマンシップの要素を加え、ストリートウェアを次のレベルに押し上げることがミッションです。テックウェアとは異なるアプローチでプロダクトに要素を落とし込んでいます」と説明。さらに、近年のファッション業界について「トレンドの変化が早すぎて無駄で過剰な商品であふれかえってしまっているように見えます」と苦言を呈した。Daniel 氏も「私たちは正反対のスタンスで、トレンドに左右されないタイムレスな方向を目指しています。毎シーズンごとにプロダクトを入れ替えるようなことはせず、完成度の高い物づくりを行うことにこだわっています」と述べた。

ポップアップストアには、前述の〈PORTER〉をはじめ、〈Dr. Martens(ドクターマーチン)〉〈Vans Vault(ヴァンズ ボルト)〉〈Mountain Research(マウンテンリサーチ)〉といった様々なブランドをパートナーに招いているほか、ポップアップ開始日に合わせてローンチされた〈New Balance(ニューバランス)〉とのコラボによる最新スニーカーも登場。990v5のシルエットをベースに3種類の異素材を組み合わせたアッパーと、フラッシュなどの光を当てると反射フレームが浮き上がるデザインが最大の特徴で、タイムレスながらトレンドに左右されない必須アイテムなっている。

そんな『HAVEN』による最新ポップアップは、12月11日(現地時間)まで開催される模様。期間中、ニューヨークへ滞在予定のある方は下記のポストから詳細をチェックし、是非店舗へ足を運んでみてはいかがだろうか。

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