NBA で最も過酷な日程をこなすトレイルブレイザーズが長いシーズンを乗り切るために実践している意外な儀式とは?
超人的なNBAプレイヤーも熱々の一杯がエネルギー源?
北米4大スポーツのなかで最も過酷と言われるNBAの試合スケジュール。一選手あたりの平均的な移動距離は、NHLのそれより7%、MLBより36%、NFLと比較すると441%(!)も長いとされている。その中でも過去10年間の移動距離が最も長いのがポートランド・トレイルブレイザーズ。その合計はなんと地球21周分にも及ぶという。
そんなハードスケジュールを乗り切るためにブレイザーズがチーム総出で実践している儀式があるという。それは試合前のコーヒータイム。ティップオフ35分前にブレイザーズの選手は皆熱い一杯のコーヒーを摂取する。元々はチームスタッフのTodd Forcier(トッド・フォーシエ)とBen Kenyon(ベン・ケニオン)が推奨していたコーヒー。チームのエースであるDamian Lillard(デイミアン・リラード)は、元来コーヒー好きではないそうだが、遡ること2シーズン前にハードな日程から精神的疲労を感じ、気分を変えるためにコーヒーにトライ。「初めて試した時、感覚が研ぎ澄まされる気がした。コーヒーで体が温まって、ウォームアップに向かう時にもう汗をかいていた。集中できて、マインドがロックインされる感じだった。コーヒーにそんな効力があるなんて思いもしなかったよ」と語る。チームメイトのMaurice Harkless(モーリス・ハークレス)もLillard同様コーヒーの味が好きでなかったようだが、酷く疲れを感じた際に、Forcierの勧めからコーヒーを飲み始めた。また、エナジードリンクに含まれる砂糖や有害な添加物を避けるためコーヒーに切り替えたチームメイトもいるそう。
『HYPEBEAST』読者の中にも1日を乗り切るためにコーヒーに頼る方が少なからずいると思うが、超人的なNBA選手たちも例外ではなかったようだ。
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