Interviews:バンド/ソロとして着実に成長を続ける The Internet が日本の観客から楽曲制作までについて語る

ソロ作でも話題を集め、再び日本へ帰ってきた彼らによるエネルギー溢れるライブの様子もあわせてチェック

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2011年にロサンゼルスにて結成されたバンド、The Internet(ジ・インターネット)。紅一点のシンガーSyd(シド)を中心に、プロデューサーのMatt Martians(マット・マーシャンズ)、ベースのPatrick Paige II(パトリック・ペイジ 2)、ドラムのChristopher Smith(クリストファー・スミス)、ギターのSteve Lacy(スティーヴ・レイシー)の5人で構成される。ソウル、ヒップホップ、R&B、エレクトロニカとバンドが奏でる音のジャンルは多岐にわたり、メンバーそれぞれに持ち味がありながら、絶妙なバランスを兼ね備えた天才肌の集団だ。2015年、現在は脱退してしまったThundercat(サンダーキャット)の弟であるJameel Bruner(ジャミール・ブルーナー)を新メンバーに迎え、6人でリリースした3rdアルバム『Ego Death』はグラミー賞にノミネート。バンドの最高傑作として高く評価を受け、The Internetの名を世の中に浸透させた。更に2017年には、Syd、Steve、Mattの3人が初のソロアルバムを怒涛のようにリリースし話題を集め、個人としての才能をも世に知らしめることに。そんなバンドとしてもソロとしてもパワーアップし、着実とステップアップしているThe Internetが2016年の「FUJI ROCK FESTIVAL」でのステージから1年半が経ったいま、日本へと戻ってきた。前回は高校生だったためツアーに参加できなかったSetveも初来日し、1月25日(木)に『Shibuya O-EAST』にて単独公演を実施。今回はメンバーのソロ曲もセットリストに組み込まれ、ヴォーカル、演奏、パフォーマンス全てからこれまで以上の自信とエネルギーを放つ圧巻のステージを披露した。光栄にも、『HYPEBEAST』は満員御礼のライブ会場に向かう前の彼らに取材の機会を得ることに成功。終始バンドの仲の睦まじさが感じられる時間の中、メンバーそれぞれがバンドとして、ソロのミュージシャンとしての活動から日本のオーディエンスについてまでの想いまでを聞くことができた。

ー日本にようこそ、そしておかえり! 韓国・ソウルでのツアーの皮切りはどうだった?
Syd:すごく寒かったよ。
Matt Martians:凍えるほどね。
Patrick Paige II:必要以上に寒かったよ…。
Syd:雪も降ってたしね。

ー今回は日本に数日間しかいないようだけど、これまでの日本での経験について聞きたいな。

Syd:私は日本には4〜5回来たことがあって、バンドとしては3回かな?
Patrick:うん、3回目だね。
Matt:毎回、日本はオーディエンスがすごい盛り上がるんだ。
Christopher Smith:ライブが始まる前にはただ突っ立って、音も立てず会話もないのに、ライブが始まった途端踊って楽しむのがほんと面白いよ。

ー歌詞の意味を理解しづらい外国のオーディエンスに向かってパフォーマンスをするのってどういう感じ?
Matt:正直言って、ほとんどのコンサートでアーティストが何言ってるかわかんないよ。ラップのライブなんて、俺はほとんど聞き取れないし。ライブはもっとバイブスとかビートやリズムが大事だね。だから音楽は世界共通の言語なんだと思う。俺にとっては、ビートやリリックよりもリズムの方が心に触れるものだよ。

ーバンドを形成して6〜7年経ったと思うんだけど、グループとしての成長について聞かせてほしい。
Matt:2月で7年になるよ。俺がロサンゼルスに2011年の2月に引っ越した後に始めたんだ。その頃から俺らはつるみ始めて。
Syd:今ではもう本当仲良しだよ。
Matt:自然なことだよね。みんながそれぞれ持ち寄るエネルギーがあって、完璧だよ。
Patrick:(Sydを指差して)彼女の家の鍵も持ってるよ!
Matt:多分同じユーモアを持ってるからだと思うな。同じことを面白いって思えるんだ。それがほとんどの問題を解決してくれてるよ。
Steve Lacy:ほとんどふざけてるだけだけどね。
Patrick:クレイジーな内輪ネタがあるんだ。

ーミュージシャンとしてはどんな風に成長した?
Patrick:僕らはある意味で経験を積んだね。プロデューサーとして、作曲家として、みんな経験を積んだ。
Matt:俺はいつもシンセサイザーを演奏するだけだけど、今はキーボードもやってるんだ。前までは理論なんてほぼわからなかったけど今はいい感じだよ。

ーソロ活動とバンド活動をどうやって両立するの?
Matt:ソロをやってもいつも一緒さ。僕らは常にバンドの音楽を作ってるんだ。
Steve:お互いのアルバムにも参加するしね。
Matt:The Internetでは僕らみんなが好きなものをやるし、ソロではそれぞれの好きなことをやるよ。
Syd:ソロではわがままになっていいんだよね。
Matt:だから俺らの関係も良いんだと思う。最高のものをそれぞれが持ってるのさ。

ーSteveに聞きたいんだけど、以前Kendrick Lamarの“PRIDE”を全てiPhoneで作ったんだよね?
Steve:いや、全部ではないよ。シンプルなドラムとシンバル、アコースティックギターがアイディアのベースになっていて、そこからヴォーカルラインを作って、それを(音楽制作ソフトの)Abletonに入れて、乗せるビートを作るんだ。それをiPhoneでやっただけで全部じゃないんだ。だけどヴォーカルは僕の携帯でレコードしたよ。

ーそれぞれの創作プロセスがあるの? それともグループとしてのやり方があるの?
Syd:2ndの『Feel Good』はフルバンドって感じだったんだけど、もうすぐ完成する新アルバムは今までで一番コラボレーションが多いんだ。『Ego Death』はMattとSteve、Patrickがビートを作って、それでChrisが入ってパーカッションを乗せたんだ。
Matt:1stの『Purple Naked Ladies』の曲は僕とSydが初めて一緒に作った曲だったんだ。MattとSydのアルバムだと思ってるよ。
Syd:あのときはPatrickのビートがあって、Chrisがドラムを入れて、バンドになってくって感じだった。

ー音楽が成功する場所であって表現の場を与えてくれるものだと思うんだけど、他にやりたいなって思ったことはある?
Syd:フリップハウスをやりたいね。
Patrick:プランBのようなものはないかな。ただ音楽をやってたい。
Matt:ローラースケートは?
Patrick:それでは稼げないし、食べていけないよ。
Matt:俺は家具をデザインしたい。ゼロからスタートしてみたいよ。

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