草間彌生美術館が10月より東京・新宿にてオープン
草間彌生が創り出すポップで幻想的な世界観がいつでも体験できるように


今年の2月から5月まで東京・六本木にある『国立新美術館』で開催された「草間彌生展 わが永遠の魂」は、大盛況のまま幕を閉じ、草間彌生の偉大さを改めて感じた人も多かったのではないだろうか。彼女が創り上げるポップで幻想的な世界観は日本人のみならず世界中のアートファンを魅了し、東京の後にアメリカやシンガポールなどてもアートエキシビションが開催され各地において好評を得ていた。そして今回そんな日本を代表するアーティストの一人、草間彌生の作品が展示されるファン待望の美術館が10月に東京・新宿に地にオープンすることが明らかになった。今回は「一般財団法人草間彌生記念芸術財団」が運営を担当するが、開館するキッカケとなったのは草間彌生本人の芸術全般の発展に寄付したいという気持ちとのこと。そして同館では彼女による展覧会や講演会を年に2回行う予定となっている。
建物の設計は「久米建設」が担当しており、建物としては地上5階、地下1階という構成。1階にはエントランスやギフトショップが併設され、2階と3階が草間氏の作品を展示する空間、4階では今流行のSNS映えするであろう体験型インスタレーションが実施される空間になっているとのこと。5階は資料閲覧スペースと屋外展示スペースになる。また同館入場システムは1日4回の入れ替え制。
その『草間彌生美術館開館記念展』で開催される記念すべき第1回目のエキシビション「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」は「草間彌生展 わが永遠の魂」で公開した最新絵画シリーズをメインに構成。なお入場するにはチケットの事前購入が必要となり、予約は8月28日(月)から公式ホームページにて受付開始されるので、気になる方はお見逃しなく。
東京の新たな観光スポットになるに違いないであろう『草間彌生美術館』。今年の“芸術の秋”は、彼女が創り出す圧倒的な世界観を自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
草間彌生美術館開館記念展
『創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき』
2017年10月1日(日)~2018年2月25日(日)
住所:『草間彌生美術館』東京都牛込柳町
開館時間:11:00〜17:00
休館日:月~水曜、12月25日~1月17日