HYPEBEAST Editor’s Pick:総決算。HYPEBEAST スニーカー大賞 2016

筆者の独断と偏見で各月1足をピックアップし、最後にグランプリを発表

フットウエア 
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今年も残すところあとわずか。そして、『HYPEBEAST』編集部が独断と偏見でお届けしている“HYPEBEAST Editor’s Pick”は、早くも第5回を迎えた。そこで、今回は“総決算。HYPEBEAST スニーカー大賞 2016”と題して、『HYPEBEAST』のDNAとも言える“スニーカー”と共に、2016年を振り返りたい。下記では、各月につき1足を選出し、最後にグランプリを発表。スニーカーヘッズには、一人一人異なるストーリーがあるはず。自身のコレクションに追加したものから、タッチの差で買い逃したモデルまで、読者の皆さんもこちらにある過去の記事を遡りながら、想いを馳せていただければと思う。


1月:adidas NMD R1

BOOST™フォームの系譜を継ぐ「NMD」を抜きにして、今年のスニーカーシーンは語れない。一昨年末に姿を表し、〈adidas(アディダス)〉の2016年を象徴するモデルとしてさまざまなカラーがリリースされてきたが、中でもその人気に火をつけたのが、こちらにあるブラック/ホワイトのノイズ柄ではないだろうか。〈Nike(ナイキ)〉の第50回スーパーボール記念モデルや「Roshe DayBreak」も捨てがたかったが、2016年の始まりはドイツの大手スポーツメーカーに軍配、とさせていただきたい。

2月:CONVERSE x WHIZ LIMITED x mita sneakers Weapon Hi / MS WL

400万足の売り上げを誇る〈CONVERSE(コンバース)〉のバスケットシューズ「Weapon」は、今年で30周年という節目の年を迎えた。そこで立ち上がったのが、盟友・下野宏明と国井栄之のコンビ。〈WHIZ LIMITED(ウィズ リミテッド)〉、『mita sneakers(ミタ スニーカーズ)』によるトリプルネームの一足は、クロコダイル柄の型押しパテントレザーを使用した、アニバーサリーを祝うにふさわしい贅沢な仕上がりが印象的。なお、〈FACETASM(ファッセッタズム)〉、〈N.HOOLYWOOD(エヌ ハリウッド)〉のコラボモデルは、どちらも11月に発売されている。

3月:Nike Air Max LD ZERO H

藤原ヒロシ、Tinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)、Mark Parker(マークパーカー)による「HTM」は、「AIR MAX CON」や『THE PARK・ING GINZA』で大々的にお披露目され、本当に多くの人々の関心を引きつけた。こちらは、“AIR MAX DAY”にあたる3月26日(土)に発売された藤原氏のモデル「Air Max LD ZERO H」。ストリートウエアのゴットファーザーが同スニーカーを製作した理由を知りたい方は、こちらをチェック。

4月:Diadora x Social Status N.9000 “Rio Olympic Medals”

2016年と言えば、ブラジルで開催されたリオ五輪。体操団体の金、内村航平の個人2連覇、ロスのないバトンパスで世界を驚かせた男子4×100mリレーの銀メダル、卓球・男子シングルスの水谷隼、そして女子団体の銅メダルなど、日本のメダル数は41個で史上最多を更新し、地球の裏側から数々の感動を届けてくれた。スニーカーシーンでもさまざまなオリンピックモデルがリリースされたが、中でもいち早く登場した〈Diadora(ディアドラ)〉x『Social Status(ソーシャル ステータス)』の「N.9000 “Rio Olympic Medals”」は、かかとに星条旗を配したアメリカ代表モデルながらも、モデル名にふさわしいメタリックなデザインと素材/色使いが巧みで、オリンピックモデルのスニーカーとして筆者から金メダルを授与したい1足だ。

5月:Undefeated x ASICS GEL-Lyte V “DISARRAY”

〈ASICS(アシックス)〉からは、Ronnie Fieg(ロニー・フィーグ)、『mita sneakers』、『atmos(アトモス)』、〈monkey time(モンキータイム)〉などのコラボレーションモデルが登場したが、個人的には〈Undefeated(アンディフィーテッド)〉と協業した「GEL-Lyte V “DISARRAY”」をチョイスしたい。アッパーには第一次世界大戦下で戦艦などに使用されたダズル・カモフラージュを用いており、オレンジのアクセントもミリタリーなイメージを引き立てている。

6月:Vans x 任天堂 スニーカーコレクション

UNDERCOVER(アンダーカバー)〉、〈Supreme(シュプリーム)〉、〈Gosha Rubchinskiy(ゴーシャ・ラブチンスキー)〉など、ストリートのビッグネームとのコラボレーションが相次いだ〈Vans(ヴァンズ)〉からは、サプライズ選出として「任天堂」とのコレクションを挙げさせていただきたい。ちなみに、片手で遊ぶ、新しいマリオこと『スーパーマリオラン』のリリース開始日は12月15日(木)なので、こちらもお忘れなく。

7月:Pharrell Williams x adidas Originals Hu NMD

〈adidas〉とPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)のコラボレーションに誕生した「Hu NMD」。アッパーの大胆なデザイン、シューレースを自由にアレンジできるサイドケージ、マルチカラーのトレフォイユロゴなど、Skateboard P.らしさを前面に押し出した同モデルは、言わずもがな即完売だった模様。

8月:Nike LunarGlide 8 SP

BAPE STA」や『HYPEBEAST』x〈New Balance(ニューバランス)〉などがリリースされ、一足を選ぶのに最も時間を要した8月だが、ここは4年後の期待を込めて「LunarGlide 8 SP」を。筆者が今年買い逃したなかで最も後悔している東京をテーマにしたモデル。

9月:XLARGE® x PUMA x mita sneakers “CLYDE”

前月に続き、〈Supreme〉x〈Nike SB〉〈NikeLab〉x〈ACRONYM(アクロニウム)〉、「Air Jordan XXXI “Banned”」、〈mastermind JAPAN〉x〈adidas Originals〉〈Reebok〉x〈Gosha Rubchinskiy〉と、終始激しい争奪戦が行われた9月。しかし、なかでもオールドスクール好きな筆者が一番興奮したのは、〈XLARGE®(エクストララージ)〉x〈PUMA(プーマ)〉x『mita sneakers』の「CLYDE」だ。このカラーリングは、Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)が1992年に発表した名盤『Check Your Head』の撮影の際にAd-Rock(アドロック)が履いていた「SUEDE」からインスパイアを受けている。筆者は購入したものの、汚したくない一心で未だ履けず。

10月:Nike Mag

当月は、読者の方も「Nike Mag」で異論なしではないだろうか。スニーカーなのかと問われると微妙なところではあるが、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場した同フットウエアが本当に発売された際は、〈Nike〉のテクノロジーにただただ驚くしかなかった。是非、実物を見てみたい一足。

11月:adidas Originals by PALACE Palace Indoor

『HYPEBEAST』の英語版編集者も絶賛していた「adidas Originals by PALACE」の最新コレクション。2016年秋冬はイギリスの文化であるフットボールがコンセプトだが、〈adidas〉を象徴するホワイトベースのトリコロールとブラック/ホワイトのカラーリングは、アディダスファンのオールドスクール好きも納得のデザインだったはずだ。

12月:Nike Special Field Air Force 1 “Triple White”

まだ12月が開始して4日しか経っていないなかでの選出となるが、「ComplexCon」限定での販売だと思っていた「Special Field Air Force 1 “Triple White”」がアジアでもリリースされると聞いた時は、PCの前で歓喜。 また、1日(木)発売で買い逃してしまった人もご安心を。『nike.com』では、12月8日(木)午前9時から販売開始なので、入手したいという方はカレンダーのマークをお忘れなく。

HYPEBEAST スニーカー大賞 2016:adidas Originals Yeezy Boost 350 V2 “Beluga”

Shoe of the Year」はRihanna(リアーナ)に手渡されたが、やはり〈adidas Originals〉とKanye West(カニエ・ウェスト)は今年もシーンを大いに盛り上げてくれた。転売目的のイメージが払拭されない「Yeezy Boost」だが、前作とは一線を画すサイドラインを配した「Yeezy Boost 350 V2 “Beluga”」は、本当に大勢のヘッズたちが愛用していた。しかし、デザイナーの’Yeは先日ツアー中に措置入院をしたばかりで、現在は退院しているものの、未だ体調が心配されている。ストリートアイコンであるKanyeには生気を取り戻し、また元気な姿でストリートに戻ってきてほしいと思うばかりだ。

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