東京で開催された KNOW WAVE と Supreme によるイベントに潜入
Aaron Bondaroff、Alex Olson、Eddie Peakeらが来日
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4月29日(土)、渋谷の『Contact Tokyo』にて、〈KNOW WAVE(ノーウェーブ)〉と〈Supreme(シュプリーム)〉によるドキュメンタリーフィルム上映イベントが開催された。ブラジル生まれの日系スケーター、Harry Jumonji(ハリー・ジュモンジ)の半生を、有名スケーターを含む友人たちや本人のコメントとともにドキュメントしたリアルでロウなフィルム作品の上映ほか、〈KNOW WAVE〉によるスペシャルTシャツの販売、そして豪華ゲストのDJセットで行われたイベントには、ブランドのファンやスケートボードカルチャーを愛する人々が集まった。
今回来日し会場に訪れた、〈KNOW WAVE〉のAaron Bondaroff(エーロン・ボンダロフ)、スケーターのAlex Olson(アレックス・オルソン)、アーティストのEddie Peake(エディ・ピーク)の姿、そして会場の様子や販売されたTシャツなどを上のギャラリーよりチェックしよう。
会場でコメントをくれたAaronはニューヨークベースで生活をしているが、彼のアートギャラリー『Moran Bondaroff』、そしてギャラリーと〈KNOW WAVE〉を共に運営するAl Moran(アル モーラン)はロサンゼルスに拠点がある。Aaronは頻繁に西と東を行ったり来たりする仕事について、「やるべきことをやってるよ。つまり、若いアーティスト、駆け出しのすばらしい才能をサポートするってこと」と話す。「自分たちがギャラリーやラジオステーション、それから服作りなんかをするっていう、マルチなアウトプットを持つことによって、いろいろな形でクリエイティブな人間をサポートできるんだ。それに、クリエイティブにはいろんなチャンネルがあっていいんだよって体現している部分もあるかもしれない。いろいろなテクノロジーが使える時代だ。ちょっとシーンを騒がせてみようって感覚で、俺たちのチャンネルや新しいテクノロジーを使ってみたらいいと思う。それが、若い世代から大人の世代までのアーティストをつなげて対話になる。そういうインタラクティブな空間を作るのが俺の仕事だと思ってるよ。俺自身はアート作品を作ったりしないけど、強いて言うならクリエイティブなコミュニティっていう作品を構築してるよ(笑)」と語った。また、注目している街などについても挙げ、「ニューヨークやLAだけじゃなくて、世界中に面白い奴らがたくさんいるんだ、メキシコシティも活気があるし、ベルリンにも面白いシーンがる。都心部から少し離れて、大きなスペースでのびのび活動しているアーティストたちがどんなものを作るのかも注目してるよ」と話すと同時に、日本については「東京っていう街のカルチャーにはすごく惹かれるし、リスペクトしてるんだ。今後もっと東京に紐付いたイベントやラジオショーをやっていけたら嬉しいと思ってる。この街の文化が世界のストリートにもたらし得る影響についてすごく可能性を感じるし、それを自分のプラットフォームから発信できたらいいね!」と語ってくれた。
新旧の様々なトピックスをとりあげシーンを活性化させていきたいというAaron。〈KNOW WAVE〉による日本でのイベントやプロジェクトにもより一層期待したくなるコメントをくれたので、今後の彼らの活動や来日のニュースに注目したい。