Coachellaのオーナー、今後はアンチLGBTQ団体を支援しないと宣言
世界最大の野外音楽フェスのーオーナーが今まで寄付をしていたのは差別団体?

今年の「Coachella」のラインアップが公開され、チケットも飛ぶように売れる中、関係者についての噂もまた注目を集めている。「Coachella」を主宰する会社「AEG」のオーナーである、大富豪Philip Anschutz(フィリップ・アンシュッツ)は、この数年間アンチLGBT(またはLGBTQ)団体(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを否定する団体)に多額の寄付をしていると話題になっていた。そして今年またこのタイミングで同様の噂が飛び交っていたが、Anschutzは『Rolling Stone』誌にこの噂は“でっちあげ”であり“ゴミ”だと宣言。彼はもうそのような団体への寄付はしていなと述べた。
2016年7月に『Washington Post』の報道によって広く知れ渡ったこの寄付金問題。同メディアによると、LGBTQの権利サポートグループ「Freedom for All Americans」の調べで、Anschutzはこれまで総額およそ19万ドル(約2200万円)を同性愛否定を唱える「Alliance Defending Freedom」、「Family Research Council」、「National Christian Foundation」などに寄付していたという。Anschutzは、人々の平等を脅かすグループをサポートしたつもりはないと明言。彼の言葉を読んでみよう。
「私は性的指向の違いにかかわらず、すべての人の平等な権利についてサポートします。私、または私の基金団体Anschutz Foundationは、LGBTQを否定することを活動目的とした団体に共感し資金提供をすることはありません。私や私の基金が、これまでにそのような活動に加担している団体を支援していたと知り、直ちにそのようなグループへの資金や支援を停止しました。」