Interviews: エレクトロミュージック界のスター ポーター・ロビンソン

「Skrillex」や「MADEON」との音楽活動、「高木正勝」と「中田ヤスタカ」ら日本からのインスピレーションまで

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ミュージック

「Skrillex(スクリレックス)」に見出され、若干18歳にして世界中のエレクトロミュージックシーンから注目されることとなった「Porter Robinson(ポーター・ロビンソン)」。24歳の現在、『DJ Magazine』による世界のトップ 100 DJにも選ばれている彼だが、DJとして、ミュージシャンとして、そしてプロデューサーとして進化し続けるPorterは、親日家であることでも知られている。今回来日したPorterに、彼の音楽に影響を与え続ける日本のカルチャーについて、そしてこの夏にリリースされた「MADEON(マデオン)」とのコラボレーショントラックについて、また自身のファッションに対する考え方についてなど、現在の彼を探るインタビューを行った。

- 音楽を始めたきっかけというか、バックグラウンドを簡単に教えてくれる?
ノースカロライナのチャペルヒル出身で、今でもそこに住んでるよ。12歳の時に「ダンスダンスレボリューション」とその音楽にハマったのが、音楽活動のきっかけなんだ。それからはただ単純に、もっといいものをつくりたいっていう一心で音楽をやってきた。ゲームの音楽に魅せられてはいたけど、オタク高校生みたいな風には見られてなかったよ。オタク的な要素に興味はあったけどね(笑)。知ってるかもしれないけど、僕の最初のブレイクというか、有名になったきっかけは「Skrillex」。僕が18歳の時に、彼がUSツアーに参加させてくれたことなんだ。当時ダブとエレクトロのヘヴィーなサウンドをやっているアーティストはアメリカにもなかなかいなくて、パイオニア的存在として知られる彼は、同じフィールドで音楽をしているアーティストたちのためにもたくさんの機会を与えてくれたよ。彼は本当にエレクトロミュージックシーンで最高にナイスな人なんだ。

- 今の自分の音楽のインスピレーションはどこから得ているの?
まずは「Skrillex」と彼のヘヴィーエレクトロだね。彼の存在は本当に大きいよ。そして今自分が今作ってる音楽はソフトでエモーショナルで、センチメンタルでノスタルジックな楽曲。それには日本のゲームのサウンドドラックからもインスパイアされるよ。

- 例えば?
「高木正勝」、「中田ヤスタカ」みたいな日本の音楽プロデューサーの作品は大好きなんだ。いろんなジャンルの曲を聴くようにしてる。最近ヴォーカロイドの曲も聴いてみたりしてるんだ。それと、エレクトロじゃない音楽にもすごく影響を受けてる。主にインディーズやアンダーグラウンドなバンドの曲にね。音楽を作る上での今の僕のゴールは、僕の感じている感情を、聴いている人につぶさに伝えられるようになることなんだ。
Porter Robinson ポーター・ロビンソン Skrillex スクリレックス MADEON マデオン インタビュー interview
- 「MADEON」とリリースした“Shelter”についても聞きたいのだけど、このプロジェクトはどうやって形になったの?
彼と僕は、もう10年も友達なんだ。僕が14歳、彼が12歳の時に、オンラインのミュージックプロダクションファームで出会ってからずっと。最初はオンライン上でのすごく気があう友達だった。今まで特に一緒に仕事をせず、お互いそれぞれこうして音楽キャリアを積んでいけてるのってなんだか不思議だよ。彼がYoutubeの音楽で世界的に話題になった一方で、僕は「Skrillex」のレーベルからEPを出したことで話題になったんだ。ある時ニューヨークでの同じイベントに出演することになって、やっと彼に出会えた。会ってみたら思った通り、考えることや感じることが本当に似てて、時間を忘れてずーっと喋ってたよ。

- じゃあ一緒に何かに取り組みたいと思ったのも自然の流れなんだね。幼なじみの仲良しと音楽を作るみたいな感覚?
まさにそんな感じ。曲は、僕がフランスに行って彼の実家に泊まって一緒に作ったんだ(笑)。この“Shelter”っていう曲は人とのつながりっていうか、世代から世代へ、僕らの親から僕たちへ与えられたものへの愛と尊敬と感謝と、それを後世にも繋いで行くっていうサイクルの美しさを表現したかったんだ。
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- では次にファッションについても教えて欲しいんだけど、ここ数年でスタイルが変わったりしてる?
うん、今はちょっと変換期っていうか、3〜4年前と比べて色々変わったよ。当時はモードなラグジュアリーファッションにすごくハマってた。ダークトーンで、丈の長いシルエットで……みたいなね。でもだんだんそれがいろんなところで複製させれて出回って、そのスタイルが持ってた本来の魅力が薄れてしまった気がしたんだ。ファションて、そもそもそういうものなのかもしれないけどね。

- トレンドってそういう面があるよね。だからトレンドなのかもしれないけど。
そうだよね。それに気づいた時に、ちょっと冷めちゃたというか、今はとりあえず次にインスパイアされるものを待っているっていう気分。ちなみに、色々物議を醸してはいるけど、僕は「Kanye West」の功績は素晴らしいと思ってるよ。“YEEZY”もすごくかっこいいと思うし、何より一人のラッパー、音楽プロデューサーである彼が、あそこまでの世界観でファッション業界に挑んで認められていることは尊敬に値すると思うんだ。少し前は、僕もストリートファッションにハマりかけたけど、いきなりそこにいくのって僕じゃないし、何かのフリをしてるみたいで踏みとどまったんだ(笑)。スニーカーは大好きだけどね。

- お!ではお気に入りのスニーカーは?
いやいや、僕スニーカーヘッズでもないからそんなに詳しわけじゃないんだけど、ちょっと前までは〈Nike〉の「Huarache」とか〈Reebok〉の「Instapump Fury」ばっかり履いてたよ。「Instapump Fury」はアジアではみんな履いてるけど、アメリカで履いてるのは僕だけなんじゃないかっていうくらい、「なにその靴?」ってよく聞かれてた(笑)。でも最近はプレーンなブーツが多いかな。

- どうして?
コマーシャル要素が少ない気がするんだ。匿名感があるから。とにかく今は、夢中になれる僕らしいスタイルを探せたらなって思ってるんだ。

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